気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

TS-208 その後と夏休みの工作。

前回に書いたダイヤフラムを破損したTS-208はホームページ経由でKan Sound Labさんに連絡のメールを入れるとすぐに返事をいただき早々に発送しました。代表の入江さんはとても親切で到着時に直接お電話までいただき、丁寧な対応に感激しました。

今回、最新のダイヤフラムに張替えと整備、ネットワークの変更等していただくということで今から到着が楽しみです。

そして当方お盆休みになって時間ができたので、以前から部品を集めていた工作をスタートしました。

f:id:cuerex:20180811120724j:plain

まずはパワーアンプ用クーリングファンシステムVer.2 を製作。今回は12V電源でPC用ファンを駆動するようにしました。ケースもアルミ製でLEDがあちこち光って少しゴージャス(笑)

f:id:cuerex:20180811120736j:plain

天板をどうするかは考え中なので開いたまま、電源のアウトプットジャックが暫定仕様です。今使っているファンの調子が悪くなったのでとりあえず暫定仕様と入れ替えます。

f:id:cuerex:20180811120658j:plain

ちゃんと作動してくれて前より静かになったと思います。後はファンの位置調整でもっと良くなるかなとそのあたりは今後の課題です。

それともう一つ、前からずっとほったらかしにしていたこちらもようやっと手を付け出しました。

f:id:cuerex:20180811120648j:plain

ハッベル製の4口ACアウトレット。これを使ってACタップを作りたくてずっと前に取り寄せてはいたものの、色が地味でこのままでは嫌だなと思い、それなら染めてしまおうと顔料なども用意してあったのですがなかなか進まずにいました。

今回やっとやる気になって染色してみました。初めての染色は結構大変で数時間かかり予想より苦労しました。出来上がりはちょっとムラがあるものの、初めてにしては上出来かと思います。次はベースの製作で、こちらは材料一部手配済み、これでこちらも少しづつ進みそうです。
あともう一つ、これはオーディオとは関係があるような無いような、こんなモノの製作。

f:id:cuerex:20180811122328j:plain

f:id:cuerex:20180811122349j:plain

わかる人には分かるDEVOのエナジードム型シングルレコードアダプターを3Dプリンターにて製作中。全くのお遊びですが一応実用品になるよう試作中です。

と夏休みの工作は夏休みが終わっても続きそうです。

やってしまった・・・・・

超強力な磁石と超繊細なダイヤフラムのGEM TS-208ツイーター、よくメガネなど磁性体の物を近づけるとひっついてしまいダイヤフラムを破損させるなど言われますが、自分の不手際でダイヤフラムを破損させてしましました。

f:id:cuerex:20180808102221j:plain

原因はスピーカーの上あたりにあるシーリングライトを交換しようと作業していた所、固定用の3mmの小ネジが落下、落下したネジがツイーターに吸い寄せられダイヤフラム破損という顛末です。ネジが落ちたあたりとツイーターとは平行距離にして20cmぐらいは離れていたと思いますが、本当に吸い寄せられるように張り付いてしまいました。
カバーさえしていれば防げた事故だったので安易な作業をしたこと大変後悔して落ち込んでいます。

と言って後悔しても破損したダイヤフラムは戻りませんので、ここは最近発表された新型のダイヤフラムに交換するつもりで気を取り直していこうと思います。

ああ、でもこれでアンプを追加して4way化の道は少し遠のくことになりそうです(苦笑)

そんな中、試しにツイーターを単体で鳴らしてみるとこんな状態でも一応鳴るんですね。びっくりしました。でもまあこれでいいわけないので修理していただくあいだBoxer単体で音楽楽しむことにします。

 

 

小さなことからコツコツと。

7月半ばからの急な暑さで辟易している中、オーディオも夏仕様に。

まずはプリアンプの強制空冷として天板へのヒートシンクの追加とファンの設置。

f:id:cuerex:20180803225711j:plain

去年の夏の状態です。秋葉原ラジオ会館で購入したヒートシンクに120mmのPCファンを使って冷却していました。

そのヒートシンクは秋に取り外した後、一部をこのように使い始めました。          

f:id:cuerex:20180804223120j:plain

レコードプレイヤーのIMMEDIA RPMのコントロールボックスの冷却に移転。

こちらのユニットも少し熱を持つので、使わなくなったヒートシンクと切り出してもらった銅板に接着して放熱板を製作。これが見た目誂えたようにぴったりで効き目も結構あってとりあえず成功。

今年はしんなことで2枚ヒートシンクが少なく冷却始めましたがさすがにこの酷暑、今年は少しアップグレードしてこのように。

f:id:cuerex:20180803231300j:plain

結局またヒートシンクを買い増しして去年と同じ6枚使用、ファンをより静かにするべく大径化して回転速度を下げました。コントローラーの回転速度はMAXですが案外静かでこれで今年の猛暑もなんとか持ちそうです。

そして前から気になっていたことにも着手。それはラックとして使っているキャビネットの強化。

拙宅はボロ家ゆえ床が弱く、場所によってはキャビネットの近くを歩くとレコードの針飛びなど起こしてしまうほどです。ラックとして使っているキャビネットも大型のデザイン重視で足の部分が弱いため、少しゆらゆらと不安定なのが以前から気なっておりました。

そこでまずはキャビネットの足の強化の実験を行ってみました。具体的には4本足の真ん中に足を追加して5本足にしようというものです。

とりあえず家具固定用のジャッキを利用して実験、こんな感じです。

f:id:cuerex:20180803232300j:plain

これで実験したところ効果ありでラックの周りでどんどんと足を踏んでもほぼ針飛びを起こさなくなりました。まずは実験成功です。でも、このままだと見栄えがあまりにも悪いのでこれを踏まえて使えるものを探して今回採用したのはこちら。

f:id:cuerex:20180803232146j:plain

家具転倒防止用つっぱり棒の商品名”マグネチュード7。

f:id:cuerex:20180803232726j:plain

だいたいこの手のものはプラスチック製が多いのですが、こちらはスチールのプレス部品と鉄パイプの組み合わせでしっかりした作りです。デザインもシンプルで色もキャビネットと同系色で目立たなくいいのではと採用。

f:id:cuerex:20180803233123j:plain

目論見通りほとんど目立たずいい感じで収まりました。そしてもう一つ気になっていたのがメインの足元。画像右端にも見えますが、4本足の下には設置した際に使ったカグスベールがついたままで、これも足元が不安定な要因だと思い今回意を決して取り外すことにしました。

片側ずつジャッキで持ち上げ、カグスベールを取り外します。そのまま床に直に降ろすのもなんなので、足と床の間に置いたのは手持ちにあったスティルポイント製のインシュレーターベース。なんとなく大型スパイク受けのような形状で合うのではないかという目論見。

f:id:cuerex:20180803233823j:plain

取り付けてみるとなんかいい感じ、音的にどうこうというより見た目重視でOKです。

そしてもう一点小さな変更。

それはツイーターの振動問題。

スピーカー本体の上に乗せているGEMのリボンツイーター、セッティングのために音を出している時に本体に触れるとかなり振動しています。微小な振動をするツイーター本体にこれだけの振動が掛るのは良くないと思っておりました。

実は以前、同じことを思って振動を断つため足の下にソルボセインを敷いたことろ、ふにゃふにゃ動いてなんかコシのない音になってこれはダメだと諦めていたのでした。それからセッティングが変わって、前1点の3点支持にしてもしかしてこれならいけるのではないかとこのようにセッティング変更。

f:id:cuerex:20180804090450j:plain

前の一点はそのまま、後ろの二点のみ柔らかい素材でフローティングするというやり方です。振動版の直下はリジットで一点アースみたいな方法です。

試してみるとツイーター本体の振動は気にならない程度までかなり消えてます。左右にはフラフラしますが、前後方向へはかなりリジットでいい感じです。音はたまに感じていたきつさが取れた感じで自然になり、ツイーターのレベルも少し上がりました。

f:id:cuerex:20180804091024j:plain

で、今回使用したのはソルボセインからさらに柔らかいゲル状のインシュレーターを使用。本来家具固定などに使う粘着製のある物ですが、試しに使ってみるといい感じです。スパイクとの接地点は取り合えずということで1円玉を使用。これでうまくいったのでこれをベースに見栄えが良い物を製作予定です。

 

 

 

 

実験くん。

最近はシステムの変更もなく安定している拙宅のシステムですが、そんな中以前から少し気になっていたチャンネルデバイダーの周波数変更を行ってみました。

拙宅のBoxer T2はマルチアンプ駆動で、その周波数分割はLow/Mid250Hz,Mid/Hi2,5KHzの3wayというのがメーカー推奨分割周波数となっています。今使っているチャンネルデバイダーTA-D900の周波数分割はユニット交換方式で可変でないため、手持ちのユニットで一番近い280HzでLow/Midの分割を行っています。以前からちょっと気になっていたのは同じウーファーのを使っているATC SCM100の分割周波数で、こちらのLow/Midの分割は380Hzです。Boxerとはミッドレンジの口径が違うのでSCM100の方が周波数が高いのは理にかなっていますし、そうなるとBoxerの250Hzというのも納得なのですが、ウーファーの帯域ががそこまで上げれるのならBoxerもこの周波数に近づければどう変わるか、もしかしたら良くなるんじゃないかとがずっと気になっていました。なので一度このSCM100の周波数での帯域分割を試したくて、このデバイダーのオプションであった近似値350Hz分割のユニットS2を探しておりました。ですが、このS2モジュールがなかなか見つかりません。このTA-D900を買う前に一度オークションで見たきり見かけることはなく、このデバイダーを使うようになってからずっと頭の片隅に試して見たいという思いがもやもやと思っていました。そんな中、このS2ユニットを含むこのデバイダーのユニット基盤を作った業者さんが現れました。オリジナルに越したことはありませんが、実験するには十分と必要なS2ユニットの基盤を入手して実験開始です。

基盤はユニットに組み込むのが本来なのですがそのままオープンモジュールのようにも使うことが出来るので、まずは基盤のみを差し込んでみて電源を入れてしばらく通電した後試聴しました。

一聴、なんか音が硬いです。ウーファーの帯域が大きくなってミッドの負担が減って軽々鳴るのではと思いましたが、なんか的外れな感じです。大げさに言うとラジオみたいな音です。自分だけではと思っていつも一緒に聞いている家内にも聞いてもらうと全く同じ意見で音がカサカサ、艶がない、元の方がいいとのこと。ということでもう一度元に戻すと、うん、こっちの方がいいです。空気感も艶もあります。そんなわけでもう一瞬で元に戻ってしまいました。もしかしたら基盤が馴染んでないだけかもしれませんが、ちょっとこれではきついので実験は終了。せっかく購入したモジュールですが、無駄になってしまいました。でも、まあ、これで現状より分割帯域上げるは無いなと納得いたしました。そう思えば無駄とも思えません。

そうなると次は250Hzカットのモジュールを作れないものかと考えている凝りない私です。そしてチャンネルデバイダーはマルチアンプシステムの肝だということを今更ながらよく解りました。

となるとまだこれからも自分の理想のチャンデバ探していろいろ妄想が膨らみます。
今の所興味があるのはプロ機からはLab.gruppenのLM26という機種。もしくはコンシューマーオーディオ定番のこちらも気にはなっています。こちらは試聴機があるようなので借りてみようとも考えているのですが、まだ踏ん切りがつきません・・・・・

 

備忘録その2

f:id:cuerex:20161101210045j:plain

この画像は2010年頃で前の備忘録からかなりの機器が入れ替わっています。メリディアンのCDプレイヤー207を導入してCDF1を知り合いに譲ったのですが、長年使ってきた機械で愛着もあって無理言って買い戻し結局CDは元に戻りました。

このCDF1は今現在も拙宅では現役のCD機として長年使用していますが、この機械も最初に聴いた時は前に書いたノッティンガム・スペースデッキと同じような、いや、それ以上に衝撃的な体験でした。

当時、CDはWadia 7トランスポート とProD/Aコンバーターの組み合わせを使っていました。特に音に不満があったわけではないのですが、昔ステレオサウンド見たMicromegaのプレイヤーのデザインが好きでなんとなく気になって本当にぼちぼちと何かないかなとそれを探していました。そんな中、とあるオーディオ屋さんのサイトで売り物を発見。価格も高価でなかったので早速購入し、家に持ち帰りとりあえず接続して音出ししてみました。一聴して出だしからこれはなんだと、もう部屋の空気が変わってしまったのかと思うぐらい良く違いました。音のスピードが違うというか、何を聴いてもゆっくりしっかりしみ込むように聴こえてくるのです。これには本当にびっくりしてオーディオってわからないもので自分の好みとは試してみないとわからないなと思った原点の体験でした。

それでももう10年も使っているとやはりちょっとした気分転換というか前から試したみたかった別体DACを追加することを思いつき、前から使ってみたかったdcs 952を購入。肝心の音は以外とそんなに変わったという感じはなく、少し濃いかなという感じで結局長くは滞在しませんでした。

プリのATC SCA2はMark LevinsonのJC-2に変わりました。正直Mark Levinsonは以前も候補にあって見に行ったことなどありましたが、その時はなんというかピンとなく導入には至りませんでした。でも、この時のJC-2個体は何か違う感じがあって、縁があった感じで即購入、なんというかすごくしっくりきてご機嫌でした。

そしてエポカルのパラメトリックイコライザーを導入。これはもう見た目半分で一度使ってみたかったというものでした。なにせパワーアンプが変えられないのでここで変化をつけようという目論見もあり導入しました。

あとはウェルテンパードともっと違うプレイヤーが使いたくなり、SOTAにエミネントのアームというずっと憧れていたプレイヤーをオークションで発見、買ってしまいました。こちらのプレイヤーにはナグラのBPSフォノイコライザーを組み合わせました。

 

f:id:cuerex:20161101210123j:plain

SOTAサファイヤとエミネントテクノロジーET-2トーンアーム。ディスククランプはアントレーの古い物です。実はこのプレイヤーにはかなり苦労させられました。本体もアームもマニュアルなどなかったのでフローティングの調整やらベルトの交換、特に苦労したのはアームの調整で何が正しくて正しくないのか英文のマニュアルを入手して結構苦労してセッティングしました。プレイヤーとしてデザインや仕上げもとても好きだったのですが、フローティングタイプは僕には合いませんでした・・・・

それでもエミネントのアームの動きはすごく気に入っていてどうにかならないかと思っていたところに・・・・

f:id:cuerex:20161101210200j:plain

その後またオークションで長年憧れていたIMMEDIAのプレイヤーを発見。トーンアームはエミネントが付いていますしこれはもう買うしかないと落札しました。

この頃にはアームの調整も少し分かってきていていましたが、付属してきた日本語のマニュアルにはさらに助けられてきっちり調整できるようになりました。

f:id:cuerex:20161101210211j:plain

下に見える電源関係はPSオーディオのクリーン電源にプリ用のCSEのスフトスターター、デジタル用にダイトンのアイソレーショントランスを使用。

 

f:id:cuerex:20161101210230j:plain

JC−2がとても気に入ってしまい、そうなるやはりLNP-2はどうなんだろう、JC-1はとエスカレートしていきました。LNP-2はもちろん銘機というのに異存はないのですが、自分には少し重い感じがして売却、JC-1も電源をPLS-153LにアップグレードしたりしてもしましたがLNP-2売却に伴ってこちらも売ってしまいました。結局最後に残ったのはJC-2のみでした。それと一緒にSutherlandのハッブルフォノイコライザーは今も現役です。

f:id:cuerex:20161101210445j:plain

そしてプレイヤーはIMMEDIAの現代版スパイラルグルーブのSG-1に。ところが残念なことに、導入直後から細かいトラブルが続き、どうも相性が良くないということで2ヶ月ほどで当家から去ってしまいました。このスパイラルグルーブとは縁がありませんでしたが、この頃、IMMEDIA関係で縁があって設計者のアラン・パーキンス氏と個人的に知り合うことができて来日時に何度か飲みに行ったりして関係は続いています。

f:id:cuerex:20161101210658j:plain

SG-1と前後してプリが現在の愛機Spectral DMC20-2になりました。以前にDMC-12を10年ほど使ってその後色々と回り道して結局これかと自分でも納得しています。

そしてプレイヤーは元のIMMEDIAに戻ってエミネントのアームをアップデートして今に続いています。

f:id:cuerex:20161101210742j:plain

と、こんな感じで細かいところは省きましたがここ10年ほどのシステムの遍歴でした。こうやってまとめると自分でもびっくりするぐらい機材が入れ替わっていて色々試した末の現在があるというのを改めて感じますね。

チタンねじその2

少し前に書いたツイーターとミッドレンジのホーン固定用ねじをチタンねじに交換したのは美観だけでなく音的に結構効果ありでした。なら、他のねじもチタン化したらもっと良くなるのじゃないかと思い、今度はツイーター/ミッドレンジフレームの取り付けねじを交換しようという目論見です。

早速前に購入したサイトで今回必要なM5X40のねじを探すと、なんと設定がありません、それではと検索してみると、同じ64チタンねじで必要な寸法のものを発見。ところが64チタンだと一本2000円以上、今回必要なのは16本なので3万円以上とちょっと二の足踏んでしまうなかなかのコストです。

あと、問題はねじの表面処理です。前のホーンの時はアルミ地肌だったのでチタンの質感が合いましたが、今回のフレームは黒なのでチタンの地の色とは合わないと思い何か表面処理はないかと調べてみますが、なかなかこれといった安価で簡単な方法が見つかりません。

最悪黒染めスプレーで自分で処理するかと思いましたが、でも何かないかと思いつつ捜索を続けると、見つけました!
64チタンでM5X40mm、表面処理は黒というまさに条件ぴったり、そして価格も一本あたり850円という安価。今回購入したのはこちらのチタンショップGKさん。

早速注文して到着したのがこちらです。

f:id:cuerex:20180617101437j:plain

綺麗に黒染めされた64チタンねじ、バッチリです。

f:id:cuerex:20180617101602j:plain

齧り防止にスレッドコンパウンドを塗って装着。

f:id:cuerex:20180617101624j:plain

こちらが装着前。

f:id:cuerex:20180617101646j:plain

そして装着後。見た目ほとんど変わりありません(苦笑)強いて言えば少しエッジがあって艶があるかという感じですか。

で、肝心の音ですが、これはかなり変わりました。

と言っても手放しで良くなったというのではありません。今までのバランスが狂ってしまい、当初かなり違和感ありました。

なもので、交換したねじの締め具合の再調整にはじまりチャンネルデバイダーのレベル調整からTS−208のレベル調整、極性入れ替え、角度調整、本体スピーカーの位置までレーザー距離計やレーザーセッターを使ってのスピーカー位置調整をして、最後に聴感での位置セットなどセッティングに朝夕2日ほど掛かって見直してやっと落ち着き何とか聴けるようになりました。

結果は良くなったとは思いますが、アンプの電源投入の時間経過やソフトの差が一段と出るようになりました。これが良くなったと言えるにはもう少し時間が掛かりそうです。

まあ、もう少し時間経過で落ち着くかと思いますが、今回は今の所まさに過ぎたるは及ばざるが如し、それでも試したいのが趣味なんですよね・・・・

Sotto ケーブルインシュレーター

もう何年も前になるのですが、ケーブルインシュレーターに興味があり、簡易的に実験して効果を感じてこれは製品としてちゃんとした物を使ってみたいと色々物色したのですが、どれを見ても自分的にピンとこなく、それならとセルフプロデュースでケーブルインシュレーターを製作しました。それがこちらです。

f:id:cuerex:20180604093716j:plain

せっかく作ったので名前を付けようと思いなんと無くの語感でつけた名前はSotto 。

材質はジュラルミンで一般的な17sを使用、これをおにぎり型の面から円に連続して変化していく円錐状の物を2つつなぎ合わせるデザインです。接続部には極薄のテフロンワッシャーを噛ませて材料鳴きとデザインのアクセントにしました。表面処理はブラックアルマイト、表面の縞模様は加工時の物ですが、これもあえて残して表情にしています。

f:id:cuerex:20180604093752j:plain

この構造ですと床との接触は限りなく点に近い線接触になります。ケーブルの方もセンターに寄りつつ安定して2点での接触となります。置いた感じは多少フラフラするのですが、上からケーブルが乗ると安定して収まります。

f:id:cuerex:20180604093816j:plain

単純なようでかなり加工が難しいデザインで、製作にはワイヤーカットマシンを用いて材料を切り出したのですが、製作を依頼した工場ではプログラムもそうですが機械の動きの限界に挑戦したみたいな物だったと後で言われました。

f:id:cuerex:20180604093848j:plain

使用としてはこんな感じでまあ普通にケーブルインシュレーターです。
加工をしていただいた工場で製造販売も考えたのですが、加工費がかなり高価で商品化するには難しいかと結局自分の分を10個製作のみで製作は終了。自己満足な一品になってしましました。でも個人的にはとても気に入っていますので作ってよかったかと思います。

 

チタンねじ

前から少し気になっていたちょこっとした部分のねじをチタンねじに変更してみました。

一つはカートリッジ取り付けねじ。この部分のねじは従来アルミやステンレス、真鍮など色々なねじがありますが、自分的には材質はさておきマイナス頭のキリッとしたネジがお気に入りでした。

そんななかで、チタン製のネジを使うといいような事がネット上ではちらほら見受けられ気にはなっていたのですが、市販されているチタンの子ネジはプラスのナベ頭の物ばかりで、これは自分的には格好悪いと思って使うのを躊躇していました。

それでもなんとなくチタンネジを使いたくなって他のタイプのネジはない物かと色々と探したところこれはというのを発見。

f:id:cuerex:20180521220552j:plain

RCカー用のヘックスヘッドチタンネジ。2,6mmでカートリッジにうってつけのネジです。

f:id:cuerex:20180521220649j:plain

早速取り寄せ交換。うん、渋い色でいい感じです。

f:id:cuerex:20180521220624j:plain

さて、肝心の音ですが、私的には激変という事もなくあまり違いが判りませんでした。
まあ、気分の問題でもありますし見た目良ければ良しとして次のチタン化に着手したのはスピーカー。

うちのBoxer T2はツイーターとミッドレンジが振動板を簡単に交換できるように振動板がホーンロードをかけるアルミの部品と4本のネジだけでで固定されています。

この固定ネジは一般的な鉄のキャップボルトが使われています。

このボルトは黒染めなので、アルミの部品と色が合わず前から少し気になっていたのでこのネジもチタン製に変えてみようとこちらも交換する事にしました。
こちらは一般的なキャップボルトなので国内で調達しました。

せっかくなので高強度の64チタンで頼んだところ、思いの外納期に時間がかかりました(汗)

f:id:cuerex:20180521222237j:plain

ネジは最近仕事でも利用する事が多いMISUMIから入手。少量でも注文可能なのとこんな物まで!というニッチな規格の物まであってでとても使い勝手がいいサイトです。

f:id:cuerex:20180521222623j:plain

今回のネジはクリーンルーム使用規格なのでこんな真空パックで到着。

f:id:cuerex:20180521222304j:plain

チタンネジは齧りやすいので手元にあった車のマフラー用銅ベースのスレッドコンパウンドを使用。

f:id:cuerex:20180521222326j:plain

スレッドコンパウンドをネジ山になじませて

f:id:cuerex:20180521222702j:plain

こちらが交換前。

f:id:cuerex:20180521222720j:plain

交換後はこんな感じ。そしてミッドレンジも

f:id:cuerex:20180521222735j:plain

f:id:cuerex:20180521222754j:plain

こんな感じで色が合ってスッキリしました。

f:id:cuerex:20180521222813j:plain

さて、肝心の音ですが、こちらは少し違いがあるようで、荒さが減って大人しくなった感じでいい方向です。

f:id:cuerex:20180521222838j:plain

最後にたかが16本のネジのかなり痛い請求書。まあオーディオ用と思えば安い物でしょうか?自己満足の世界です(笑)

 

IMMEDIA RPM-2のオーバーホール。

f:id:cuerex:20180308221544j:plain

我が家のメインレコードプレイヤーIMMEDIA RPM-2のメインテナンスの忘備録。

気になっていたベルトを交換すべくメインテナンスを決意、ベルトをスパイラルグルーブの輸入元クオリアジャパンから取り寄せて準備完了、分解を始めます。

 

f:id:cuerex:20180308221643j:plain

このプレイヤーは何層にも重なったレイヤーで構成されていて、モーターが乗る層とプラッターの軸が乗る層が分かれた構造になっています。まずはそこを分離します。

こちらはモーターが乗る下側の層です。

上下の境界にはデカップリングにゴムの円盤が3点支持で入っています。

f:id:cuerex:20180308221652j:plain

こちらが駆動用のモーター。黄銅とアルミの削り出しのハウジングに入っています。特に問題はなかったのですが分解してみました。

f:id:cuerex:20180308221858j:plain

モーターはハウジングの中にゴムを使って巧妙にフローティングされていました。配線をテープで留めているいい加減さとは対象になかなか凝った作りです(笑)

f:id:cuerex:20180308221714j:plain

次は上面のプラッター部の点検。アルミのベースに黄銅製の軸受けベースが見えます。

f:id:cuerex:20180308222035j:plain

ベース部からプラッターユニットを外した図。プラッターは黄銅製の最下層、樹脂層、複合材質の層、そしてまた樹脂製の表面という多重構造です。複合素材ゆえ鳴きはほとんどありません。そしてかなり重いです。そして黄銅製のベースプラッターはモーターハウジングの材質とは違う感じで適材適所使い分けしているように思います。あとで気がつきましたが、重さを測っておけば良かったです。

f:id:cuerex:20180308222048j:plain

 

f:id:cuerex:20180308222114j:plain

軸受け側の構造。受けベース、プラッターを受けるシャフト、その底にはルビーのディスクが入っていてプラッター側のシャフトを受けます。その両シャフトの接点にはセラミック製のボールがはいります。一般的には軸受けの支点はプラッター側に軸があり受け側の最下部で軸受けと接触するのが一般的だとおもいますが、この構造は軸受けの接点がプラッターのベルトの位置あたりにある構造でなかなか凝った作りです。

一番左はプラッター抜け出し防止のストッパー、プラッター側の溝に入り込んでプラッターが抜けないようになっています

軸受けの状態は良かったので脱脂洗浄剤で油分をクリーニングして新しいオイルを塗って組み付けて終了。

 

f:id:cuerex:20180308222133j:plain

ベルトはウレタン製と思われる丸ベルト。新しいベルトとの比較です。

f:id:cuerex:20180308222149j:plain

上下のキャビネットを載せて・・・

 

f:id:cuerex:20180308222252j:plain

プラッターを載せながらベルトを装着して作業完了。かなり重量があるので(31Kg)

組み付けには慎重になります。しばらくメンテなしで動いて欲しいですね。

次はトーンアームのセッティングです。

 

我が家のレコードクリーニング作法。

私は音源というだけでなくレーコードそのものが大好きで、休みになると中古レコード屋さんを巡って少しづつコレクションを増やしています。

入手するのは主に中古盤ですので、買ってきたレコードのクリーニングは必須で今まで色々なレコードクリーニング方法を試してきました。

その顛末はこちらに以前書いてありますが、それからも色々と細々試していて、それも最近やっと落ち着いて自分なりのやり方が出来上がってきました。

そんな当方の現在のレコードクリーニング作法はこんな感じです。

f:id:cuerex:20180222093652j:plain

 使っているクリーニングマシンはイギリスLORICRAFT AUDIO社製PRC3/4です。
VPIなどのバキュームタイプではなく、同じくイギリスのキースモンクと同じ一点吸入式のクリーナーです。拙宅では湿式のクリーニングの前に大まかなゴミや音溝に入り込んだ細かいチリを取る前処理を行うようになってきています。

f:id:cuerex:20180222094946j:plain

f:id:cuerex:20180222095003j:plain

バキューム前のドライでのクリーニングに使っているのはカートリッッジの修理などで有名なAudio Fab製のブラシ。羊毛100%でとても密度の高いものです。レコードへの当たりもとてもよく掃除している感じがとても心地よいです。

f:id:cuerex:20180222094311j:plain

そのブラシでまずは細かいチリ等を掻き出します。コツは軽く叩きながら掻き出す感じで全周撫ででいきます。

f:id:cuerex:20180222094332j:plain

そうするとこんな感じでホコリやチリのようなものが沢山浮かび上がってきます。
画像では見にくいですが、盤によってはかなり細かい本当にチリのようなものまで掻き出されてびっくりします。

f:id:cuerex:20180222094354j:plain

そのチリをこのローラーで取り除きます。ちなみにこのローラーはレコード用でなくスマートフォンなどの画面クリーニング用。格安で水で洗えば何回でも使えるのでとても使い勝手が良いです。

f:id:cuerex:20180222095045j:plain

そしてここでレコードクリーニング液を使います。はじめ拙宅では以前はこちらのDisc Doctor's製のクリーニング液を愛用していました。そのうちに自分でも精製水などを使ってクリーニング液を自作するようになり、現在のところはアルコール20%に精製水80%とほんの極少量の界面活性剤(ドライウエル)を使用した液を作って使用しています。
それとは別に油性の汚れが目立つ場合はDisc Doctor's製のミラクルレコードクリーナーも使っています。こちらはアルコール不使用のクリーナー液で油性の汚れなどに有効です。

f:id:cuerex:20180222095109j:plain

液をレコード盤に伸ばすのに使っているのはLORICRAFT AUDIO製のブラシ。こちらは似たようなVPI製の物より少し当たりが柔らかで、レコードに優しそうなのでこちらを使っています。

f:id:cuerex:20180222095147j:plain

上がVPI製ブラシ、LORICRAFT AUDIO製のブラシは多分以前使った同じイギリスのWatts製Parastatのブラシにとても近いのでまた探してみようと思っています。

f:id:cuerex:20180222095221j:plain

液を全体に伸ばしてクリニーングに移りますが、伸ばす際は特に力を入れずあくまで液を伸ばす感じでここではゴシゴシと洗うようにはしません。前のドライでのクリーニングで見えるゴミやチリを取り除いているのでそれで取り残したチリや盤面に残ってる離型剤を取り除くための液を広げるだけという感じです。

そのあと液の吸い取りを行いますが、拙宅では内側から時計回り方向で行っています。このクリーナーでは回転が正逆選べるようになっているのですので、あくまでイメージですがレコード針が撫でていく方向と反対回りに行った方が掻き出すんじゃないかと思っています。内側から外側にバキューム終了して最後に縁に残った水滴を軽く拭いてクリーニングは完了です。

このクリーナーの場合バキューム後の盤面はほぼ乾燥していますので終了後そのままプレイすることが出来ます。あと、この方式の素晴らしいのは静電気が全くというほど消えた状態で終了する事です。

f:id:cuerex:20180222095300j:plain

その他のレコードクリーニング用のブラシたち。他にもありましたが今の所残っているのはこれらです。

f:id:cuerex:20180222095333j:plain

こちらは上でも紹介していたDisc Doctor's製のレーコードクリーニングパッド。

ゴム製のつまみにベルベットを貼ったものでウエットクリーニングにも対応。

適度なしなりがあって使いやすく、ベルベットも交換できるシンプルながらなかなかに優れものです。

面白いのは7インチシングル用の設定でこちらはシングルレコードのクリーニングに重宝です。

f:id:cuerex:20180222095349j:plain

右はLAST製のクリーニング用パッド。使い捨てに近い簡易的なものです。

左はそれと自作クリーナーでよく使われている歯ブラシのデンターシステマを合体させたもの。

当方の感想は上のオーディオファブ製と比べるとどうしても密度が低く、当たりが硬い感じとチリなどの汚れを掻き出せていない感じがします。

f:id:cuerex:20180222095407j:plain

ネット上でレコードクリーニングに使われているのを見て使用してみた顔用音波ブラシ。こちらは毛の細さや密度は素晴らしいと思いました。ただ、大きさが小さくてクリーニングに少し時間がかかります。あと、ブラシの密度が高いため力のいれ方と方向が難しいと思いました。

f:id:cuerex:20180222095423j:plain

最近では出番がありませんがこちらのブラシはお気に入りで使っていたのでいまでも残してあるディスクウォッシャー製のブラシ。

その他のレコードケア関係はこんな物を使用。

f:id:cuerex:20180223094033j:plain

上から、ユキムで販売していたSFC、現在は新しい型になっています。使用感は普通。

アナログリラックス製のカーボンブラシはコシが強くて使いやすいと思います。

グレーのブラシはプラモデルメーカーのタミヤ製ブラシで細かいところの掃除に便利です。

一番下のはメーカー名等忘れてしまった静電気除去器、真ん中のレバーをカリカリと押すと静電気が除去されますが、真剣に帯電したレコードには一発では効きませんでした。でも、ある程度は効き目はありますのであると便利なグッズです。

 

f:id:cuerex:20180223094044j:plain

レコード針のクリーナーはこちらを愛用中。上の2つはカートリッジに付属されていた物で上の白いのは全体のクリーニングに下の丸いブラシの物は針先のみに使用しています。

透明のつまみの物はWatts製の物で優しく針を拭きたいときに使用。

一番下のちり取みたいなのは日本のFidelix製のサスパというクリーナー。

こちらは先が柔らかいブラシ、奥の黒い部分がソルボセインっぽい粘着面になっていて結構使い勝手が良く、只今一番よく使う愛用品。

レコード愛好家の方々は皆さま色々な作法でクリーニングされていると思いますが

うちではこんな感じでレコードクリーニングを楽しんでいます。