気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

小さなことからコツコツと。

7月半ばからの急な暑さで辟易している中、オーディオも夏仕様に。

まずはプリアンプの強制空冷として天板へのヒートシンクの追加とファンの設置。

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去年の夏の状態です。秋葉原ラジオ会館で購入したヒートシンクに120mmのPCファンを使って冷却していました。

そのヒートシンクは秋に取り外した後、一部をこのように使い始めました。          

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レコードプレイヤーのIMMEDIA RPMのコントロールボックスの冷却に移転。

こちらのユニットも少し熱を持つので、使わなくなったヒートシンクと切り出してもらった銅板に接着して放熱板を製作。これが見た目誂えたようにぴったりで効き目も結構あってとりあえず成功。

今年はしんなことで2枚ヒートシンクが少なく冷却始めましたがさすがにこの酷暑、今年は少しアップグレードしてこのように。

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結局またヒートシンクを買い増しして去年と同じ6枚使用、ファンをより静かにするべく大径化して回転速度を下げました。コントローラーの回転速度はMAXですが案外静かでこれで今年の猛暑もなんとか持ちそうです。

そして前から気になっていたことにも着手。それはラックとして使っているキャビネットの強化。

拙宅はボロ家ゆえ床が弱く、場所によってはキャビネットの近くを歩くとレコードの針飛びなど起こしてしまうほどです。ラックとして使っているキャビネットも大型のデザイン重視で足の部分が弱いため、少しゆらゆらと不安定なのが以前から気なっておりました。

そこでまずはキャビネットの足の強化の実験を行ってみました。具体的には4本足の真ん中に足を追加して5本足にしようというものです。

とりあえず家具固定用のジャッキを利用して実験、こんな感じです。

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これで実験したところ効果ありでラックの周りでどんどんと足を踏んでもほぼ針飛びを起こさなくなりました。まずは実験成功です。でも、このままだと見栄えがあまりにも悪いのでこれを踏まえて使えるものを探して今回採用したのはこちら。

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家具転倒防止用つっぱり棒の商品名”マグネチュード7。

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だいたいこの手のものはプラスチック製が多いのですが、こちらはスチールのプレス部品と鉄パイプの組み合わせでしっかりした作りです。デザインもシンプルで色もキャビネットと同系色で目立たなくいいのではと採用。

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目論見通りほとんど目立たずいい感じで収まりました。そしてもう一つ気になっていたのがメインの足元。画像右端にも見えますが、4本足の下には設置した際に使ったカグスベールがついたままで、これも足元が不安定な要因だと思い今回意を決して取り外すことにしました。

片側ずつジャッキで持ち上げ、カグスベールを取り外します。そのまま床に直に降ろすのもなんなので、足と床の間に置いたのは手持ちにあったスティルポイント製のインシュレーターベース。なんとなく大型スパイク受けのような形状で合うのではないかという目論見。

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取り付けてみるとなんかいい感じ、音的にどうこうというより見た目重視でOKです。

そしてもう一点小さな変更。

それはツイーターの振動問題。

スピーカー本体の上に乗せているGEMのリボンツイーター、セッティングのために音を出している時に本体に触れるとかなり振動しています。微小な振動をするツイーター本体にこれだけの振動が掛るのは良くないと思っておりました。

実は以前、同じことを思って振動を断つため足の下にソルボセインを敷いたことろ、ふにゃふにゃ動いてなんかコシのない音になってこれはダメだと諦めていたのでした。それからセッティングが変わって、前1点の3点支持にしてもしかしてこれならいけるのではないかとこのようにセッティング変更。

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前の一点はそのまま、後ろの二点のみ柔らかい素材でフローティングするというやり方です。振動版の直下はリジットで一点アースみたいな方法です。

試してみるとツイーター本体の振動は気にならない程度までかなり消えてます。左右にはフラフラしますが、前後方向へはかなりリジットでいい感じです。音はたまに感じていたきつさが取れた感じで自然になり、ツイーターのレベルも少し上がりました。

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で、今回使用したのはソルボセインからさらに柔らかいゲル状のインシュレーターを使用。本来家具固定などに使う粘着製のある物ですが、試しに使ってみるといい感じです。スパイクとの接地点は取り合えずということで1円玉を使用。これでうまくいったのでこれをベースに見栄えが良い物を製作予定です。