気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

師走の悲劇。

今年の仕事も終わって冬休みが始まった28日、久々まとまった休みの初日から悲しい事が・・・・・
うちの2台のレコードプレイヤー、午前中は基本Well temperdで聴くことが多くて、そのフォノイコライザーはSutherlandのHubbleというバッテリー電源のもの。

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このイコライザーはバッテリー方式ゆえの面白い電源スイッチになっています。その機構とは正面に横向きについたトグルスイッチを右に倒すと最初のパイロットランプが点灯して1時間後に電源が自動的に落ちる仕組みです。さらに連続使用の場合はそこから更にもう一回右にスイッチを倒すと更に一時間延長され、最長で4時間のタイマーが入る仕組みになっています。スイッチオフはその逆で左にスイッチを倒していくと一時間ずつタイマーが減り最後にオフとなる面白い仕組みです。そして使用時最後の10分前になるとLEDランプが点滅して終了間際を知らせる仕組みになっています。

さて、朝の冷え切った部屋を暖め、レコードを選び、とりあえずハッブルのスイッチを一回(一時間)入れて何時ものように聴き始めて約50分、LEDの点滅が始まったのでそのまま延長するべく右に一回スイッチを倒すとフッっと全てのLEDランプが消えてしまいました・・・・・・・

本来なら一つLEDランプが点くはずが全く反応なし、音も出なくなってしまいました。

電池駆動のシンプルな構造で今まで一度もトラブルなく動いていて、肝心の電池も先月に交換したところなので原因もわからず、さりとてこのままではどうしようもないので内部を確認してみることにしました。

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こちらが蓋を開けたところです。電源である乾電池を交換するため蓋は工具なしでも開くようにできています。

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そしてこれが電源関係の制御基盤。ここが怪しいのは分かるのですが、AC電源ではないのでフューズなどもなし、見たところは部品の焼けなどもなく不具合は見当たりません。電気に関しては弱い私はこれ以上はわかりませんのでこれは修理送り決定。年末年始のまとまった休みでゆっくり聴ける機会なので残念ですが仕方ありませんね。

せっかくですからハッブルの中を撮影して残しておくことにします。

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こちらは信号系の基盤。余裕あるレイアウトにすごくシンプルな構成、上下にL R 独立基盤で負荷抵抗とゲインは小さな基盤の差し替えで行うようになっています。

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さて、そうなるとしばらくは一台のプレイヤーで運用する?いや、これを機会に別のフォノイコライザーを試すかと言う手もあるかと久々に虫が疼いてきました、安定期だなどと言っていたはずなのに本当に懲りないですね・・・・

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