気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

Pink Triangle Tunetable レストア記録

前回から引き続き進行中のPink Triangle のレストア、フレームと電気系のメンテナンスです。電気系と言っても素人な自分、前のユーザーが行った修理の手直しと使い勝手向上のためのちょっとした事ぐらいがせいぜいですが、少しでも気持ちよく使うために手を入れてみました。

f:id:cuerex:20200512144658j:plain

ターンテーブルを回すモーターはDCモーターで電源は一般的なACアダプターを使用となっています。まずは基盤に付いたコネクターの修理。

f:id:cuerex:20200512144641j:plain

一方向に差し込んで抜けなくなるタイプの物が付いていて補修の跡もあり、それも不良気味なので汎用のコネクターに交換することにします。

f:id:cuerex:20200512145728j:plain

そしてこちらが付属していたACアダプターと基盤までの配線。本体との間のジャックはイヤホンプラグを使用。こちらもあまりに作りが簡素なので両方とも交換。

f:id:cuerex:20200512144755j:plain

一般的なDCジャックに変更して配線も交換。モーター側のコネクターも変更して見た目スッキリ、メンテナンスもやりやすくなります。電解コンデンサーは以前のオーナーにより交換されていますが、こちらも怪しいので交換したいところです。ですがCovid-19の影響で外出も出来ず、通販を利用しようにもこんなコンデンサーだけ買うのも無駄が多いのでここはまた後日ということにして終了。たまたま持っていた手持ちのアナログ電源のACアダプターを繋いでモーターのテストをしました。大きなボリューム状のものは回転の切り替えを兼ねた電源スイッチでその下のボリュームは33,45回転のアジャスト。両方ともに変化するのを確認して取り敢えず作業終了。

f:id:cuerex:20200512150320j:plain

フレームは大きなダメージは無いもののワックスやオイルなどがムラがある状態で塗られているため研摩仕上げすることにしました。

f:id:cuerex:20200512150347j:plain

こちらが研摩後。角がシャープになりスッキリしました。木材の種類は詳しく無いので何かは分からないのですがローズウッドでしょうか?研摩中とても良い香りのする木でした。

f:id:cuerex:20200512150417j:plain

仕上げは今回自然な仕上がりのオイル仕上げにすることにして、ワトコオイルで一度ウエット研摩後、知り合いの家具屋さんオススメのデンマーク製チークオイルで仕上げました。少しマットな仕上がりで満足です。

f:id:cuerex:20200512150549j:plain

サブフレームを釣り下げるサスペンションフレームを組み付けるとこんな感じ。

f:id:cuerex:20200512150614j:plain

裏側から見るとサスペンションの調整する構造が分かると思います。

f:id:cuerex:20200512150637j:plain

分解して初めて解ったのがこのサスペンションの構造。クサビが付いたネジとスプリングの付いた天秤でプラッターの傾きを調整するようになっています。これだとプレイヤー本体を通常の状態に置いた状態で外から調整が出来るので意外と簡単に調整が出来そうで、どんな感じになるか楽しみです。

で、次はサブフレーム他のレストアです。