フレームまで出来上がったPink Triangle 、次はサブフレームの塗装です。
来た時の状態はフレームに当たったり擦れたりして塗装が剥がれた状態で、接着されたブラケットの状態も全然ダメでちょっとこれはそのままにはできず、まずは接着されていたブラケットを外して塗装を落とします。
再塗装する為仕上げはそこそこで塗装。
素人塗装なのでアクリルのつや消し黒で塗装しブラケットを接着。サスペンションが入る部分にはセンターリングとダンピング用にゴムのグロメットを装着。
スピンドルの固定ネジは普通の鉄からチタンに変更。上側のゴムブッシュはここでは装着されていますが、試したところあまり良くなかったので後に取り外しました。
サスペンションが付いた状態では作業しにくいのでサブテーブル単体でプラッターとトーンアームを乗せて位置の確認。今回アームレスで入手したのでトーンアームは新たに探して入手しました。できるだけ軽量のアームを使ってみたかったのでSMEの3009 s3などが良かったのですがすぐには見つかららず、他に気になっていたこのAudio -technica AT1100を入手。まあまあいい感じで取り付けできました。
カートリッジも手持ちの物が無いのでこちらはとりあえずオルトフォンのOMEGAというMMカートリッジを入手。
そして一旦サブテーブルのみにしてフレームに取り付けます。この取り付けがスプリングにプラスチックの円盤を挟んでおしまいとまたいい加減で(笑)でも、スプリングのどの位置にこの板を挟むかでプリロードを調整できるという合理的なアイデアで面白いと思います。
トップボードを取り付ける前にプラッターとトーンアームを仮組みしてバランスを取ってみますが、これがなかなかうまく行きません。もともと同じテンションのスプリングに違う荷重が乗っかる為、横の調整ネジだけの調整ではうまく水平が出ないので先ほどのスプリングに差し込んだ板の位置を変えてプリロードを調節、なんとかいいところまで持っていくことができました。
そして天板を取り付けトーンアームを装着。ケーブルもサスペンションの動きを阻害しないように製作。
ちょっと厄介だったベルトの装着もちょっとしたツールを作って簡単にできる様になりました。
で全部の部品を取り付け空けておいた場所にセッティング。
ベルトを装着してターンテーブルを回転させるとまたバランスが変わったり、レコードを乗せてもバランスが変わる為、何度か底板を外しスプリングのプリロード調整など行いやっと聴けるようになるまで持っていくことが出来ました。
まだまだ完璧とは言えないし、改良ポイントもいくつかあるのでこれで終わりでは有りませんがそれはぼちぼちと楽しみながら行こうと思っています。
それにしても今回このレストア作業をしたことでターンテーブルについて色々と勉強になって、改めてIMMEDIAとWell-tempered の良さを再発見したことも有意義なことでした。
で、また変化が・・・・・・