気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

Nagra PL-P

で、ターンテーブルが落ち着いたと思ったら

そんな中、またもや一大決心。

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拙宅のプリアンプはSpectral DMC-20 S2 。スペクトラルのプリでフォノモジュールが付いたものとしては最後のモデルとなるアンプ。
前のスピーカーATC SCM100Aを使っていた頃、色々とプリを取り替えた末にこちらに落ち着き、スピーカーがBoxer T2に変わっても不動の存在として鎮座しています。

前にも使ったDMC-12と合わせると本当に長い間Spectralのアンプを使ってきました。ですが、パワーをSpectral DMA-80からQSC PLD4,2に変えて半年近く色々とセッティングやパラメーターを変えて試してみましたがどうしても越えられないものを感じて、次の一手はもうこれしかないと思い、プリアンプを入れ替えることを決心しました。そして選んだのがこちら。

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Nagra PL-P です。
長年使い続けたDMC-20S2に未練というか変える必要があるのか?と何度も悩んだのですが、パワーアンプの変更が後押ししてこの様になりました。

といってもPL-Pに素直に変更されたわけでなく、実は最初は別のアンプを購入しようと考えていました、それはEARの912。フォノ2系統や入力ゲイン設定など使い勝手も良さそうで世間の評判も良く、真空管プリという未知の部分にも惹かれて、購入を考え始めて評判など調べたり、置いてあるお店でも軽く試聴などしてタイミングをみて購入しようと考えたのですが、最後にどうしても一歩踏み出せなかったのがそのデザインでした。

うちの他の機器はどちらかというとクールな感じのデザインで、それが好みで使っているのですが、EARはどちらかというとウォームなデザイン、ノブや特徴的なメーターの針のデザインも有機的でそれはそれで素晴らしいのですが、うちの他の機器に合うかというとちょっと違う様な気がしてどうしても踏ん切りが付かないでいました。

音が良ければデザインは慣れるという考えもありますが、やはりプリアンプは直接コントロールで触れる機械ですので、気に入ったデザインの物を使いたいなと今一度他の機械が無いものかと思っているところに、オークションでConvergent Audio Techinology のSL-1を発見。そう、これも一度使ってみたいと思っていたプリで真空管、デザインも他の機器と違和感ないと思い入札してみることに。ですがオークションということで保証も無いモノに躊躇して今一歩及ばず落札はできませんでした。

そうなるとここはじっくりといくかと他の真空管を使ったプリということで調べますと引っかかったのがこのNagra PL-Pでした。もちろんその存在は知っていてデザインなど格好いいなと思っていましたが、当時は真空管のアンプというのもあって自分で使うなど考えなかったアンプでした。ですが、今回真空管アンプを使ってみようと思うとこれもいいのではないかと調べるとEAR 912の様にインプットレベルコントロールが付いていてメーターを見ながら調整できるし、他のラインのインプットレベルも各調整可能でこちらも助かる装備、サイズもコンパクトでちょうど良さそう、うん、これも候補に考えようと探すととある販売店に売り物を見つけました。状態も良さそうで、価格も過去に販売されていた物の価格よりお手頃で、これならと思い切って購入してしまいました。そして到着したPL-Pをスペクトラルのあった位置にそのまま設置して接続。
出てきた音は・・・・・続く。