気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

セッティングその他整え中。

Nagra PL-P の真空管交換比較も落ち着いて、サイドボード上のレイアウトなど少し試してみたいことなどに手を付けました。
現況はこんな感じで3台のターンテーブルがありますが、繋げているのはフォノイコライザー の不足で2台のみ。フォノイコは未だ検討中なので取り敢えず置いといてまずはメインのIMMEDIAでちょっと実験。

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前のプリアンプ、Spectral DMC-20に使っていたRELAXAのボードをIMMEDIAに使ってみました。

耐荷重はギリギリでふわふわすることなく良い感じでセッティング出来て音も悪くありませんでしたが、見た感じがちょっと大仰でごちゃごちゃしていて落ち着きません。  試しに元に戻すと音も含め落ち着きがあり、やはりこれが良いと元に戻りました。  オーディオ的にはRELAXAを使った方がS/Nも良く良いかもしれませんが、うちでは少し綺麗すぎるきらいもあってオーソドックスなセッティングに落ち着きました。

次はPL-Pの足元。最初にRELAXAのボード、次にアクリルブロックと足元を変えてきましたが、何となく最初のRELAXAの方の自然な感じが良かったような気がして、さりとて機材の大きさに対してボードの大きさがバランス悪く感じてそれ以外で何かないかと考え、今回特注サイズも受け付けてくれるWellfloatボードを使ってみることに。   注文から約三週間で希望の仕上げのボードが到着。

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PL-Pにぴったりのサイズでフィンランドバーチ素地のまま、小型フルコンメカ搭載仕様で作ってもらいました。全く素の木地ですので軽くサイディングして針葉樹用のオイルワックスにて仕上げました。

さて、音の方は私の駄耳にはそれほどの変化無しでちょっと肩透かしな感じですが癖はなく、前のアクリルよりは線が細い感じでしょうか、このまましばらく使ってまたアクリルブロックと比べてみようと思います。

 

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そして最後にこれが一番効いたのですが、3台のプレイヤーを2台に減らしてレイアウトに余裕をもたせました。出来れば3台のプレイヤーを同時に使い分けしたかったのですが、レイアウトしてみるとどうにも窮屈でスッキリしません、なので今一度2台の状態に戻したところこれが見た目もあってかとてもスッキリ伸びやかな音に。

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こうなると元には戻せないなという感じです。そしてこちらも以前から考えていたことを実行。

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手を付けたのはパワーアンプの電源環境。デジタルのパワーアンプということでちょっと他の機器に対する影響が気になって以前から検討していたアイソレーショントランスを導入。使ったのは電研精機の500VAの物。これを二つ各パワーアンプごとに使用しました。普通はパワーアンプの消費電力に対して余裕のある出来るだけ大型のものを使うのが一般的かと思いますが、今回使うにあたってパワーアンプの消費電力調べたところ(参照)これならそれほど大型のものでなく小型の物で十分ではないかと、そしてこちらの記事をみて、その中のこちらを参考に各パワーアンプに一台ずつ必要であろう容量のトランスを使うことを決めました。届いたトランスは思ったよりしっかりした美しい作りでしたが付属の電源ケーブルがあまりに実用的すぎるので少しオメカシしました。使って見てはじめにビックリしたのがその発熱。その温度はちょっと触れないぐらいの熱さになって、”これ大丈夫か?”というレベル、でもこれは新品ゆえの物のようで、ランニングイン後はしばらく使うと手で触ってほんのり感じる程度までに温度も下がりホッとしました。
音的には少しS/Nが上がって背景が静かになって細かい音が浮き上がってくる感じでしょうか、激変とはいかない感じまでも良い感じです。

 

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レイアウトの方もトランスはアンプ下の空間にうまく収まってくれて目立つことなく、これも大型の物を使わなかったメリットかと。

ちなみにアンプ左側の壺はイタリアの貯金箱、知っている人は知っているあのBancoの壺です。右側はMIT初期の製品Z-SABILIZER、こちらもそれほど激変ではないですが、外すとちょっと変わってしまうので併用しています。

そして最後に使い勝手の向上用に電源タップを改造。

 

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以前からパワーアンプの電源をいちいち2回入れるのが面倒で、タップの途中にスイッチでも入れるかと思っていましたが、今回トランスを入れたことによりスイッチの必要性を感じて、以前からそれ用にと集めて置いた部材を使いスイッチBOXを製作。

お分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、このスイッチBOX、ボックスは汎用の物を使っていますが、スイッチはスペクトラルのパワー・アンプに使われているあの特徴的な大型のシーソ式のスイッチです。自身長い間スペクトラルのアンプを使っていましたが、特徴的なあのメインスイッチが気に入っていて、それが何のスイッチなのか調べて同じものを見つけて予備にと持っていたものを使いました。結果スペクトラルのアンプのスイッチを入れるあの”パタン”という感触で電源が入って自分的にはデザイン含めて中々良い感じになりました。

今回スイッチを入れる必要性を感じたのは、トランスを入れたことでパワーアンプの電源を落としてもトランスまでは常時通電していることで常にトランスが発熱しているのが気になり、特に最初の頃の発熱量はかなりだったのではこれはちょっと熱と消費電力、そして何かが常時通電状態になっているのはちょっと気分が良くないなと。

オーディオ的には接点を増やすのはどうかとも思いましたが、スイッチ一つで両方のパワーアンプをコントロールできるというのは楽ですし、やはりトランスの熱が気になってスイッチを入れることにしました。結果、自分の駄耳では音の差は感じられず・・・パワーアンプの電源が一回のアクションで済むこともあって結果オーライでした。

あと、もう一つ電源に関して機材を購入したのですが、こちらはカナダから購入して現在配送中。ですが、注文から三週間未だ届かず・・・・このコロナ禍で配送にはかなり時間がかかり覚悟してましたが、やはり到着が待ち遠しいです。