気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

カートリッジ入れ替えその2

ウエルテンパードから取り出したライラのヘリコンを今度はIMMEDIA / エミネントに装着していきます。

エミネントはアームの交換が可能ですのでアームを本体から取り外してカートリッジを取り付けます。

アームの動きが悪くなった原因はカートリッジを含めた全体の重量と思われるのでカートリッジを変えるだけでどれほど改善するかはわかりませんが、せっかく購入したマグネシウムアームなのでまずはマグネシウムアームにヘリコンの組み合わせで装着することにしました。

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カートリッジ取り付けてアームをセットしてセッティング、リニアトラッキングのキモであるトラッキングエラーゼロにするべくアームの位置のセッティングから。

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外周から内周までスピンドルの中心を動くようにアームの長さを調整。

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その後針圧調整してこれからがエミネント独特の調整に移ります。それはテラルバランスの調整、針圧0の状態でアームが平行かつアームが内にも外にも流れない状態にします。

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まず、針圧をかけた状態でのバランスウエイトに追加のウエイトをつけて針圧ゼロでバランスをとります。その際メインの鉛のウエイトの位置を上下させて、アームが0バランスでプラッターと平行になるよう鉛ウエイトの位置を調整します。最後にアームが内外に流れないよう水平を調節しますがこれが本当に微妙でほんの少し調整ネジを回すというよりピクッと動かすぐらいで調整します。先日交換したアルミ製のベースは強度が上がって調整に対する反応が良くなり一層微妙になりました。その後ウエイトを外してまた針圧を調整してまたバランスを取るというのを繰り返します。

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エミネントには色々な種類のウェイトが調整に必要なので調整中はこんな感じでとっちらかっています。じっくり何度かの調整でセッティング完了しました。