気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

DEVO EPアダプター

オーディオと関係ない、いや、大いに関係あると思うレコード愛好家にとっての小物のひとつでこのブログに何回か出てきているDEVOエナジードームを模したEPアダプターが遂に完成しました。

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これを作ろうと思ったことのはじめはDEVOが出演したアメリカのフェスでこれと同じようなエナジードームのEPアダプターを配っていたもの見せてもらったのがきっかけでした。そのアダプターはオフィシャルではなくローカルのレコード 店が作った物でとても作りがチープでキッチュでいいかなとも思ったのですが、これならもうちょっといいのがつくれるのじゃないかと思い自分でも作ってみようと考えまして、幸いオフィシャルの実物大エナジードムを持っていたのでそこから採寸し、その寸法をドーナツ盤の穴のサイズに合わせて縮小した図面を書き、3Dプリンターを使って色々な物を製作している知人に製作を頼みました。
簡単な形なのですぐに出来ると思ったらこれが意外と難しいらしく、何度かの試作を経て出来あがってきたのが左の赤い方の物です。こちらは実物を忠実に再現してエッジも極小にして見た目は大変よい物が出来ました。ところが正確に製作したところに大きな問題がありました。
それは、エナジードームの円錐は垂直で立ち上がるのでなく角度がついているので、ドーナツ盤の穴径に合わせた底面からレコードの当たる位置の間に直径が狭まってしまってレコードとアダプターの接触面にすき間ができてしまい、はめ合いが緩くて綺麗にセンターに収まらないのです。これではアダプターの意味がないのでその辺りを改良したのが右側の物。

レコードと接触するであろう高さまでを垂直に立ち上げ、その後角度をつけるという事でしっかりセンターに収まるようになりました。あと、エッジの部分に最小限のアールを付けて柔らかい雰囲気にしました。と、これで何個かのアダプターを作ってもらい製作は終了となりました。出来上がったいくつかのアダプターは自分用の物を除いて友人知人に差し上げてあとは話のネタに保管しておくとしましょう。

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