気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

久々球転がし。

ここのところ全く落ち着いた拙宅のシステム。次の楽しみMOTUS Ⅱ DQ を迎えるべくサイドボードのレイアウトなど整理して平和に音楽を楽しんでおりました。
ところが、ある日ほんの少しの違和感を感じてスピーカーなど動かしてしまったらそれ以降どうにも前の音に戻らず、そんなことやっても無駄だと思いつつデバイダーのアウトプットゲインやらインプットゲイン果てはクロス周波数まで見直すもやはり全く効果無く、ここはもう弄りようないと結局スピーカーのセッティングを一旦白紙から慎重に詰めてやっと元に戻るという何ともはやという事がありました。そんな中、久し振りの球転がし。

きっかけは先日購入した真空管テスターでこれで現在使用中の真空管を測定するとTESLAのE83CCやECC803Sの方は結構両極の数値がマッチしているのですがTungsram のECC81の方は少しバラついている球もあり、それならちょっと別の球を入手して試してみようかなと今回選んだのは国産球の東芝

実はPL-Lを手に入れ初めて真空管を変えてみようと思い専門店に行った際勧められたのが国産球で、その中でも東芝が良いと言われました。その時はいまいちピンと来ずその後も多少ながら色々試してTeslaなど東欧の球に落ち着きましたが、まだ一度も試していな国産はどうだろうとふと思い出し、今回試してみる事に。

以前にも購入した真空管販売サイトを見ると丁度良さそうな東芝の12AT7通測用という球を見つけ双極マッチ球という事でこちらを購入。

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とりあえず箱から出してみた感じはとてもかっちりした作りで、正に日本製という感じです。今まで他の球を見てきた感じとは違う感じの作りで音への期待が膨らみます。

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そして使用前に例のDummy Tube Testerで測定開始。ところがやはりというかこの球でもチャートにある数値にならずそして双極マッチにもなりません。そうなるとこのテスターが悪いのか、はたまた自分のやり方が悪いのかさっぱり分からずここはもう諦めて試聴に移りました。

音に関しては見た目と同じというかとても正しい感じでタングスラムと比べて違和感なし。強いて言えば空気感はこちらの方が素直に伸びて自然かもという感じです。
これならいけると思うのでランニングインもありますしこのまましばらくこのままで行こうと思います。

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そしてこれが今のサイドボード。MOTUS Ⅱ DQを向かい入れる為WellTemperedをどけてしまうと何とも寂しい感じ。遊びに久しぶりにMICROMEGAを出してきて置いて見るとほんとカッコよくて聴いてみたくなり一抹の期待を込めて電源を入れてみます。

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が、やはり不調で、やはりこれはもうドナドナと覚悟を決めました
長年使ってきて動かなくてもと思って保管してきましたが、思い切ってオークションに出品、海外に嫁がれて行きました........