気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

続・球ころがし。

先日久し振りに交換した東芝の12AT7は全く問題なく好調で、このまましばらくは平和かと思っていたところ、μTracer3+というPCを使った真空管テスターで色々な真空管を測定されてそのデーターを公表されているVOTTA7さんからうちの真空管を計測してみますかとのお申し出。此れ幸いと東芝の前に使っていたTungsram ECC81とTESLA E83CCのセットとフォノ用のECC803S、そして件のDummy Tube Testerも一緒に送って測定と検証をしてもらう事に。
その測定結果は以下の通り

そしてDummy Tube Testerに関しては

と、色々と測定と検証などして頂きDummy Tube Testerの使い方のヒントを頂いた感じでとても嬉しい出来事でした。
その結果から一番測定結果が良かったTESLA E83CCとTungsram ECC81をフォノイコライザー部に組み込んで試聴してみました。
聴いた感じ凄く変わったとい程では無いものの、音のエッジが立ったというか、前との比較で前は滲みが有ったのかなという変化がありました。なのでNagra独特のオーディオを感じさせない感じが更に自然になった感じで、やはり両極の精度は大事なんだなと改めて思いました。
それを踏まえて手持ちの球を計測して数値が揃ってなおかつペアになった東芝12AT7をライン部に組み込み、一番特性の揃ったTESLA E83CCも組み込んでこれで再度試聴。自分では差がほとんど解りませんがもちろん悪くなく特性が揃っている事で気分的にも安心して聴けます。その後試しにフォノ用にECC803Sを選別して一番数値が良かった物を組み込み更に試聴。一聴問題なくこれで決まるかと思いましたが、なんか違和感あるレコードが・・・・・ちなみにそれはTalking Heads のLittele Creatures だったのですが、このレコード今迄少し硬質でパースペクティブな広がりな感じの音だったのに、コレは団子状で甘い感じ、これはちょっと思い元のE83CCに戻すとこちらの方が良い感じ。で元のE83CCに戻して更に数日後、ちょっと感じるところがあり、前回のECC803と違う少し使ってIpが少し下がりながらも双極マッチの物に交換してみるとこれは前のECC803SやE83CCより良い感じで、フォノの球は一応決着。これにて今回の球転がしは完了となりました。

次は今の状態を維持するために次はスペア用のセットが組める様にと更に球探しは続きます・・・・