気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

お手伝いオーディオ。

最近、自分がオーディオが趣味という事でオーディオを入れ替えたり新たに導入したいという友人知人からの相談受けるような事があって、自身のシステムに入れ替えの余地が無く遊べないもので喜んで相談に乗るますと何軒かのオーディオの相談に乗りました。

まず一件めはアナログプレイヤーからアンプスピーカーまで一式をという案件。こちらはプレイヤーはテクニクスのSLシリーズの新品を使うのを軸にそれ以外はお薦めありますかということ。まずプレイヤーをどのグレードの物にするか相談して色々悩んだ結果SL-1200GRに決定。アンプとスピーカーは聴かれる音楽の傾向からイギリスのものが良かろうと取り敢えずスピーカーに的を絞ってネットなどウォッチしていたところ、某オーディをショップにATC SCM20を発見。個人的な好みもあってこれをお薦めして見に行ってもらう事に。見に行かれた感想はこれでも良いように思うけど、横にあったもう少し小さいスピーカーが気になるとの事。一緒に聴いて確かめてほしいという事で両方のスピーカーを一旦お取り置きにしてもらい、早々にお店に試聴にいくとそのもう一つのスピーカーとはRogersのLS3/5Aでした。これならその選択もありじゃないですかと早速比較試聴してみることに。いくつか持っていったいろいろな傾向のCDを鳴らして聴いた感じはやはりATCはキッチリ濃いめのモニター調、LS3/5Aは比較すると落ち着いた感じで予想通りの音です。さて、オーナーさんの感想は

ATCは良いのは解るけど聴き疲れしそうに思う、LS3/5の方は優しくて長く聴けそうでこちらの方が好き、何と言っても可愛くてウッディなのが良い”

とのことでLS3/5Aに決定。

そうなると次はアンプで、スピーカーが決まって好みの傾向と出来るだけシンプルなものという事でチョイスしたのがNaim AudioのNAIT 3

初めはよく言われるNAIT 2との組み合わせも考えたのですが、エレクトリック系の音も聴かれる事を考えてパワーに少し余裕あるNAIT 3が良いかと色々探すと某O-Oオフの遠い所にある店舗で在庫を発見。直接お店に連絡して状態とフォノイコの有無を確認すると、外から見ただけではわからないので、それではプレイヤーに繋いで確認しますと繋いでくれて”音でました大丈夫だと思います”と電話口で音を確認してこちらを購入することに。
最後にレコードプレイヤーに欠かせない針、こちらはこだわり無いとのことで自身が使ってお薦めのOltofon Ωに。これで機材は全て揃いました。

さて、機材が揃ったところでお宅にお邪魔してセッティング。あらかじめ決めて頂いていた場所に機材を置いて接続後早速音出し。
今回レコードメインですのでターンテーブルにレコードを置いて針を下ろすと一聴音が小さい.........
明らかに音は小さいし、おかしいので、これはもしやと思いアンプの蓋を開けると、あるはずのフォノイコライザーボードが無い.......

あ〜という感じで取り敢えず車を走らせ近くの大型量販店でオーテクのフォノイコライザーを入手して接続、やっとまともな音になってホッと。
オーナーさんはというと、初めはフォノイコが無くても音は出てるので何でという感じでしたが、フォノイコを入れて聴いて”全然違う”とご納得。
残念ですがアンプの方は買ったお店に連絡して事情を説明し交渉してもらうことに。
後日、お店の方から値引きのオファーがあり、金額も納得いくものだったのでこれにて解決、無事納品完了となりました。その後サードパーティ製のフォノイコボードを海外のサイトで発見、ゆくゆくはこちらをインストールするということで今回のミッションはひとまず完了。

それにしても今回はフォノイコのトラブルにはちょっとビックリ、もし音が出るからと言ってこのままフォノイコ無しで聴いていたらと思うと.....
お手伝いできて良かったと思った案件でした。