気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

足元の遍歴

Boxer T2を使うようになって困ったな〜と思ったのが足元のセッティング変更でした。

何せ一台の重量が120Kgとかで、一人の力ではもちろん2人でもプロでない限り移動することが困難なのは設置された時によくわかりました。

T2が来ることになってそのまま直に置くのはあり得ず、さりとてちゃんとしたスタンドを作るにも適当な高さもわかりませんし、足元をどうしようと色々サイトを検索して出てきた数少ない画像などを参考に、まずはウッドキューブが適当だと100mm角のハードメープル集積材ブロックをこちらで作ってもらいそれを使いました。

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スピーカーとの接触面には0,1mmの極薄ゴムを貼り、台座側にはカグスベールシートを貼って移動しやすくしました。

ちなみに画像はチャンネルデバイダーがUREI 525、アンプ構成がLowがLab.gruppenIPD 1200でMid/Hi はDMC-80の組み合わせ。

しばらくはこれで角度を調整して追い込んでいましたが、どうも見た感じ落ち着きがないというか腰高で安定感がないような違和感を感じて、ブロックをもう少し低いものに変更しようと思いました。ですが、これをどうやって交換する?そのためにプロを呼ぶのもお金がかかるし、友人に頼んで持ち上げるにも重量物移動ベルトなどの道具揃えないくてはいけないし、もし倒しでもしたら大変だし・・・・ジャッキも考えましたが、今の100mmの隙間からさらに低くとなるとかなり特殊なジャッキで、複数使用となるとかなり高価でこれも無理、いろいろな方法を考えていたところある方のオーディオブログにスピーカーのジャッキアップの方法があってこれはいけそうと真似させて頂くことにしました。

早速ホームセンターに行って足場用のジャッキベースを購入。結構重量があったので不要な部分を切断して軽量化、ジャッキの間を渡すバーを適当な木の板を切り出して試すと重量に負けてしまい撓んで超不安定でこれはアウト、バーの材質を鉄の角パイプに変更して安定して持ち上げることに成功しました。

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そこで分かったことはこのスピーカーの重量バランスの悪さ、フロント側に重量が集中しすぎではないと・・・・もちろんユニットは前に集中しているので前が重いのは当然ですがこれほどとは思いませんでした。

そして100mmから半分の50mmの高さになるブロックを挿入。とりあえずお試しなので山本音響工芸のアサダ桜材をつかいました。

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 変えて見た感じ安定感があって落ち着いています。ジャッキを導入したことで3点支持やブロックの咬ませ方を変えたり出来て色々なパターンを試して最終的に前2点、後1点の3点支持に落ち着きました。

画像はチャンネルデバイダーはdbx DriveRack PA2、アンプ構成はLowがLab.gruppenIPD 1200でMid/Hi はDMC-80の組み合わせは変わりません。

高さやパターンが決まったところで本格的に足の材質を検討していたところオークションにてアピトン合板の積層ブロックで同じ50mm厚100mm四方のぴったりの物を発見、早速落札しました。

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素の色付けもされていない素材なのでスピーカーの色に合わせ黒のウレタンニスで着色、スピーカーの接触面には0,1mmのゴムシートを底面には今回は極薄のテフロンシートを貼り付けました。前に使ったカグスベールも定番の滑る素材ですが、素材に少し厚みがあってクッション性があり、それが気になって今回このテフロンシートを使いましたがこれは正解でした。このシート、実はラジコンカー用の素材で、本来バギーなどの車のシャーシの下に貼る素材のようですが、極薄で粘着剤が付いていてとても使いやすく、滑りも適当にあっていい素材でした。

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画像は現在のアンプ構成、チャンネルデバイダーはdbx 234xl、パラメトリックイコライザーはクラークテクニックDN410、アンプはLo/Mid/HiともDMA-80でLoのみブリッジモノ接続。これでやっと足回りも落ち着いた感じで安心して細かいセッティングできそうです。