気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

久々球転がし。

ここのところ全く落ち着いた拙宅のシステム。次の楽しみMOTUS Ⅱ DQ を迎えるべくサイドボードのレイアウトなど整理して平和に音楽を楽しんでおりました。
ところが、ある日ほんの少しの違和感を感じてスピーカーなど動かしてしまったらそれ以降どうにも前の音に戻らず、そんなことやっても無駄だと思いつつデバイダーのアウトプットゲインやらインプットゲイン果てはクロス周波数まで見直すもやはり全く効果無く、ここはもう弄りようないと結局スピーカーのセッティングを一旦白紙から慎重に詰めてやっと元に戻るという何ともはやという事がありました。そんな中、久し振りの球転がし。

きっかけは先日購入した真空管テスターでこれで現在使用中の真空管を測定するとTESLAのE83CCやECC803Sの方は結構両極の数値がマッチしているのですがTungsram のECC81の方は少しバラついている球もあり、それならちょっと別の球を入手して試してみようかなと今回選んだのは国産球の東芝

実はPL-Lを手に入れ初めて真空管を変えてみようと思い専門店に行った際勧められたのが国産球で、その中でも東芝が良いと言われました。その時はいまいちピンと来ずその後も多少ながら色々試してTeslaなど東欧の球に落ち着きましたが、まだ一度も試していな国産はどうだろうとふと思い出し、今回試してみる事に。

以前にも購入した真空管販売サイトを見ると丁度良さそうな東芝の12AT7通測用という球を見つけ双極マッチ球という事でこちらを購入。

f:id:cuerex:20210617093010j:plain

とりあえず箱から出してみた感じはとてもかっちりした作りで、正に日本製という感じです。今まで他の球を見てきた感じとは違う感じの作りで音への期待が膨らみます。

f:id:cuerex:20210617094244j:plain

f:id:cuerex:20210617094307j:plain

そして使用前に例のDummy Tube Testerで測定開始。ところがやはりというかこの球でもチャートにある数値にならずそして双極マッチにもなりません。そうなるとこのテスターが悪いのか、はたまた自分のやり方が悪いのかさっぱり分からずここはもう諦めて試聴に移りました。

音に関しては見た目と同じというかとても正しい感じでタングスラムと比べて違和感なし。強いて言えば空気感はこちらの方が素直に伸びて自然かもという感じです。
これならいけると思うのでランニングインもありますしこのまましばらくこのままで行こうと思います。

f:id:cuerex:20210617094955j:plain

そしてこれが今のサイドボード。MOTUS Ⅱ DQを向かい入れる為WellTemperedをどけてしまうと何とも寂しい感じ。遊びに久しぶりにMICROMEGAを出してきて置いて見るとほんとカッコよくて聴いてみたくなり一抹の期待を込めて電源を入れてみます。

f:id:cuerex:20210618095805j:plain

が、やはり不調で、やはりこれはもうドナドナと覚悟を決めました
長年使ってきて動かなくてもと思って保管してきましたが、思い切ってオークションに出品、海外に嫁がれて行きました........

 

Dummy Tube Tester 真空管テスター

真空管のアンプを使用するようになって興味を持った物に真空管テスターがありました。ですが、うちではプリ管の計測が出来たら良いだけなのでちゃんとした真空管テスターは過剰なものと思い入手は諦めておりました。
そんな中、ebayであくまで簡易的な物のようですが目的のプリ管の測定が出来る真空管テスターを発見、お試しと入手してみました。

f:id:cuerex:20210604142853j:plain

f:id:cuerex:20210604142856j:plain

それがこちらのDummy Tube Testerという物。台湾で作られているようです。

大きさは90X120X80mmと可愛いサイズ。ACアダプターも付いてましたが、特に取り扱い説明書のような物は無く本体のみ。

f:id:cuerex:20210604132236j:plain

竹製のケースを置けるとこんな感じ。ファイバーボードにレーザー刻印でしょうか何ともエコな感じのデザインです。


f:id:cuerex:20210604132250j:image

パネルにはプレート電圧、ヒーター電圧を選ぶスイッチ双極管の切り替えスイッチとバイアス調整用のポテンションメーターが並び グリッド電圧とプレート電流量の表示はLEDのデジタル表示。使用方法は購入したebayのDummy Tube Tester | eBayから情報を得て使ってみる事に。
f:id:cuerex:20210604132247j:image

こちらがセッティングとガイドの表で、これを参考にテストするようになっています。例えば12AX7の場合、プレート電圧を180Vにセットしヒーター電圧を6Vか12Vいずれかにセット、その後スイッチを入れバイアス電圧トリムを回して-1Vに調整、その時のプレート電流を読み取り、表にあるIpの数値と比較して状態をみるというものです。


f:id:cuerex:20210604132240j:image
早速手持ちの球を計測すると例えばこちら12AX7 で指定のグリッド電圧1.0Vを掛けるとプレート電流が1.76mAとなっています。これをチャートにある1.47mAで割ると119.7%と確かに新品らしい数値を表しています。手持ちの真空管はほとんど新品という事で購入した物だったのでいくつか計測するとほぼ全て100%以上の数値を指していてホッとしました。ですが中には?という球もあって、これが分かっただけでも入手して良かったかなと。でももう少しこれが有効活用できるように真空管に関して全くの素人なのでこれを機会にもう少し勉強したいと思います。

 

 

STST MOTUS Ⅱ DQ というプレイヤー。

今回迎え入れるSTST MOTUS Ⅱ DQ というプレイヤー、メーカーで年間60台程の製造と受注生産に近い物の様でカタログにも記載されていたようにトップボードの材質や仕上げ、外装の突き板の種類や仕上げなどこちらで選んでオーダーするスタイル。

カタログには外装の突き板のチョイスはブラックアッシュ / メープル / マホガニー / ウォールナット、トップボードはブラックアクリル / ブラックアノダイズド・アルミニウム から選び、オプションでカーボン貼り天板 やキャビネットグロス塗装仕上げ も可能となっています。

今回オーダーするのにあたって自分の中では外装はこのチョイスの中からならマホガニーウォールナット、トップボードはアルミのブラックと思っていたのですが、駄目元で突き板の材質はこの他には無いのですかと聞いてもらうと何と、”何でも言ってください、出来るだけ対応します”  との事。これにはちょっとビックリでそれならといろいろ考えてオークは如何でしょうか?と聞いて貰うと大丈夫ですのとこと。オークといっても色々な木目があるので、こちらからこんな感じが好みですと参考画像を送ると、すぐにそれに合わせていくつかサンプル画像が送られてきました。その中から一番近い感じを選んでこれで突き板の選定は完了。

トップボードもカタログにあった以外にもアルミならチタンコートカラーやグレー、シルバーも選べますよとの事でしたが今回はやはりブラックで決定。
それと今回面白かったのは、このプレイヤー、センタースピンドルがPOM材で出来ていて色が黒。普通センタースピンドルは金属製でシルバーなどが一般的だと思いますがこちらはプラッターも含めて真っ黒で最初見た時にちょっと違和感があり、実際掛け替えの時などセンタースピンドルが見つけにくくてちょっとどうかとな思いました。お店の方も同じ感想を持っていた様で、その辺り代理店通して質問したところ、スピンドルの材質はステンレスでもアルミでもOK、同じPOMの赤や白でも出来ますよとの返事。何とそこまでフレキシブルなのかとまたびっくり。ただ、メーカーとしてはやはりPOMだそうで、それを踏まえてよくよく考え、今一度お店に行き掛け替えなど試して改めてPOMの黒で行くことにしました。

と、まさにビスポークなプレイヤー、納期は未だ未定ですがのんびり待つことにいたします。

 

次期主力機選定の儀。

さて、新しいプレイヤーを導入しようと決心した経緯は前回のブログに書いた通りですが、入れ替える決心をする前から使ってみたい、興味があるプレイヤーはいくつもありました。例えば同じリニアトラッキングのプレイヤーGoldmund StudioやStudietto 。デザインは全くもって自分好みでしたが、Studio は結構筐体が大きくそしてSudietto両方ともにフローティング構造で結構フワフワするので残念ながら却下、ROKSANの初代XERXESもデザインが好きで一度使ってみたかったのですが、このモデルはもうだいぶ古いモデルであの特徴的なスリットが歪んで使用には難しいようでやはり却下。その他にも色々と候補はあったのですが、今のラインナップを崩してまで導入しようと思うほどには至らず現在まできておりました。そして今回新しく迎え入れようと決めたプレイヤーはSTSTというメーカーのMOTUS Ⅱ DQというモデル。

f:id:cuerex:20210507164717p:plain

(画像は輸入元のエレクトリから)

何故にこれかと申しますと、このプレイヤーまずは見た目が好み。シンプルでストレートでスイッチ一つ見えないストイックなデザイン、ウッドキャビネットながらトッププレートがブラックと言うのもあって簡潔でシャープなイメージで好みのデザインです。実は起動スイッチは本体底盤の真ん中あたりに隠されていて、そのレイアウトも洒落てて良いなと思ったところです。

カニズムに関してはシンプルな外観とは裏腹にダイレクトドライブでなんとフローティングサスペンション、この組み合わせの方式は自分は今まで聞いたことないなかなか独創的な方式。

f:id:cuerex:20210507164936j:plain

(画像はネットから)

フローティングは3点支持で各スプリングのテンションや高さ位置の調整も可能。面白いのはカートリッジ含めたアームとプラッターの重量バランスをセンターに持っていくための調整式カウンターウエイトが付いていることです。これはフローティングの調整においてなかなか理にかなったアイデアだと思いました。

アームの方はスタティックバランスのジンバルサポートとこちらは一般的ですが、カーボンパイプのアームとスクエアでエッジの効いたジンバルサポートのデザインがこれも好みでいい感じだなと思いました。アームベースも簡単に交換可能な作りなのでアームの交換なども楽しめそうです。

今まで使用してきたGarrard 401、ROKSAN RADIUS、Nottingham Spacedack、SOTA Star Sapphire、Pink Triangle そして現状のWell tempered SuperとIMMEDIA / Eminent ET2 それぞれに個性的なプレイヤーでしたが、そのどれとも違うメカニズムに興味があってこのプレイヤーなら新しい何かが感じられるかなと思いこれに決めました。

実はこのプレイヤー日本に輸入し始めの頃、オーディオショーで一度見た事あったのですが、それっきり実機を見た事が無く、できれば今一度じっくり見る事が出来ないかとネット上を捜索しますが、なかなか発見できず・・・・ならばとBoxerを購入したオーディショップさんに実機を見ること出来ませんかと聞くとなんとエレクトリから取り寄せて試聴出来ますよとのこと。気持ち的にはもう決めていますがやはり実機を見てみたいと言うことでお願いすることに。

数日後お店に納入されたと聞いて直近の休みの日に伺うとMotous IIはそこにありました。

カートリッジはEMTの物が付いていて準備万端早速試聴と言うかまずは動き等の確認。最初にこのプレイヤーのキモの一つフローティングの具合を確かめます。

プラッターを軽く押すと、確かにフローティングならではのフワフワとした感触がありますが今まで触ったことのあるフローティングタイプのプレイヤーと違いダンピングのある感触です。横方向にも同じ感じで動きはあるのですが制動が効いていて2〜3回のフラつきで収束している感じ、これは使いやすそうです。

実は以前使ったSOTAは特にでしたがこのレコード掛け替えやアーム操作時のフワフワ感が自分はあまり好みでなく、最後に使ったPink Triangle でも音は良い感じだったのですがやはりこのフワフワが結局は我慢できず使わなくなったのでした。

それに比べるとMotous IIはプラッターの重量とサスペンションのバランスが良いのか柔らかい中に芯があってこれならいけそうと思いました。

何枚かレコードを掛けさせてもらって音的にはもちろん自宅に組み入れてみないとわかりませんが基本違和感なし、プラッターの回転の安定度をスタートからストロボで確認して必要な回転数に達する時間も特に遅いとかの違和感無し、その後プラッターを取り外してアームを外し、キャビネットを外して内部構造を見せてもらって試聴は終了。

f:id:cuerex:20210507182839j:plain

(画像はグロスフィニッシュメイプル/カーボントップの試聴機)

それにしてもなかなか面白いプレイヤーです、プラッターの素材がPOMだと知っていましたが、アームベースはもとよりセンタースピンドルもPOM、そしてトーンアームの指掛けまでとPOM材で徹底してます。そしてダイレクトドライブなのにと言うかよくわからないのですが演奏終わってレコード掛け替えするためにスイッチを切ってもプラッターはずっとしばらく回ったまま、ベルトドライブではベルトの抵抗で少しの時間で回転が止まりますがこのプレイヤーはそのままです。感じでいうとベルトを付けずに回っているプラッターの感じ。まあ、手を添えると止まるのですが、その回転具合がなんともストレスフリーな感じで気持ち良いです。

もう、実物見る前から決めておりましたが改めて最後に仕様など相談ということで注文お願いしてとりあえず発注は完了。次は細かい仕様の打ち合わせです。

 


 

 

 

 

 

落ち着いた先には・・・・

もう数回書いてしつこいようですが、久々に全くもって安定しきった当家のシステム。どっか弄っても元に戻り、下手に弄る気が起きないという状態で安心して音楽に浸れるオーディオの本来の目的を達しています。

このブログを始めたキッカケ、Boxer T2というスピーカーを迎え入れ、それまでアクティブのATC SCM 100 Aを使っていた為長年使っていなかったパワーアンプの選定や、使ったことが無かったチャンネルデバイダー の使いこなし、それに合わせてプリアンンプSpectral DMA 20 S2からNagra PL-P への変更と長い間の機器の遍歴など綴ってきました。

今までに何回かこれで上がりかと思う場面もありましたが、しばらくすると納得いかず色々とオーディを弄りを楽しんできました。そしてここに来てやっと落ち着き納得出来たところまできました。

自分にとって心地よい音で好きな音楽が聴きたいというのが本来のオーディオの目的ですが、自分にとっては、気に入った自分で格好良いと思った機器を用いて自分にとって居心地のよい環境を作ってオーディオ機器を愛でるというのが好きなんだなとこの数年は特に思ってきていました。

今まで色々な機器を取っ替え引っ替え入れ替え、その中で残った今の機器達が今のいちばんのお気に入りということは間違いなく、音に関しても今が今までで一番よいと思って満足しています。

と、何度も同じようなことを書いているのは、そう、何かを変えたくなっているのです。それも瑣末な部分でなく重要な部分を。

今の音も使ってる機材も気に入ってるのに、これの何かを変えてしまっては良くなる事より悪くなるリスクの方が大きいのになんでそんな考えになるのでしょうか?

1番のキモであるスピーカーが変わったことで他の機材が一通り変わる中、今使ってる機材の中で一番長年連れ添っているのはWell tempered SuperとIMMEDIA / Eminent ET2という2台のレコードプレイヤーで、そのどちらももう10年以上の付き合いになります。どちらも大変独創的でメカニカル的にも使っていて楽しく、特にEminent ET2は使いこなしが難しくて自家薬篭中のものとするには時間が掛かりましたが、今では全く安定して当家のメインプレイヤーとして大変満足しています。

ただ、ほんの少しこのプレイヤーには不満があって、それはそのアームの構造上7in シングルレコードの一部で最後までプレイ出来ないという問題です。10 in や12 inは全く問題ないのですが、7 inのみ内周部の直径が小さくギリギリまで音が入っている盤では最後までトレース出来ずそれが少しストレスでした。それならWell temperedの方で7 inを聴けばという話なのですが、これもちょっと難があって、その特殊な構造のプラッターベアリングゆえにシングルレコードの掛け替えが不安定であったり、回転数の変更がベルトの掛け替えで少し面倒だったりであまり気持ちよく使うことができないのです。

なのでそれならと3番目のプレイヤーとしてPink Triangleというプレイヤーを向かい入れてみますが、3台のプレイヤーというのはなんともレイアウトの収まりが悪く気に入りませんでした。ただ久し振りに使ってみたフローティングタイプのプレイヤーの音に新鮮さを感じてその辺りのことが少しモヤモヤと気がかりのまま現在に至っていました。

そして現在の音が落ち着いてしまったのをきっかけにじわじわとそしてむくむくと考えが浮かんできました、レコードプレーヤを入れ替えようと・・・・・・

 

 

DS Audio DS 002

前回整ってしまったとまで言ってしまった拙宅のオーディオ環境。
この状態から何か変えるのはどうかと思いますが、いきなり変えるのでなくお試し的なことなら勉強になると思い現在メーカー直で試聴機を借りることができるキャンペーン中のDS Audioの光電式カートリッジを借りてみました。

今回視聴依頼したのはラインナップの中からもし、自分で入手するなら現実的なDS 002カートリッジとエントリーグレードのフォノイコライザー DS E1イコライザー

申込して暫くの後に希望どうりのセットが届きました。ところが届いた箱が2つもあって片方が結構重量あってちょっとびっくり。中を確認するとDS 002のフォノイコライザー も一緒に入っていました。折角なのでセットでということでしょうか嬉しいご配慮です。

f:id:cuerex:20210412224529j:plain

早速中を点検。出荷前に点検いただいているようです。

f:id:cuerex:20210412224551j:plain

ケースはアルミの削り出しでずっしり重量感ありです。

f:id:cuerex:20210412224614j:plain

針カバーは3Dプリンター製でしょうか、スライド式で不意に外れないようになってます

f:id:cuerex:20210412224634j:plain

ツルッとした質感の表面で優しいデザインです。

f:id:cuerex:20210412224659j:plain

メインの IMMEDIA/Platanus との比較ということでWellTemperdの方にDS 002を装着。

 

f:id:cuerex:20210412224723j:plain

イコライザーはまずは思っていた組み合わせのDS E1を使用。出て来た音は想像していたよりとても自然で違和感なくS/Nも良くある種無個性な感じです。色々な盤を聴き進めて行っても違和感なく全くリファレンス的でこれどうかなという感じがしないのは凄く良いです。

その後同じ盤でのIMMEDIAとの比較も何回か行いましたが、比較するとDS 002の方が少しあっさりめでしょうか、雑味が少ない感じです。言い換えると無駄な音は出さずに淡々とした感じで端正な音といったところでしょうか、ここで純正組み合わせのDS 002イコライザーで聴いてみることに。

f:id:cuerex:20210412224750j:plain

なるほど、流石純正組み合わせです、先ほどまでの少し静かな感じから躍動感が出てかなりいい感じです。レコードを聴いている感覚よりCDに近いというか針を擦っている感覚はある種無い音です。IMMDEIAの方はほんの若干ですが中域にコクというか厚みがあってレコード聴いてるという感じ、DS 002は以前WellTemperdにPlatanusを付けていた時の感じに似ています。なのでこれはプレイヤーの違いとも言えて、もう甲乙つけがたいところです。

最初は光電式ってどうなんだろうという興味本位での試聴でしたが、これは次期カートリッジの本命として検討したいと思います。

f:id:cuerex:20210416102501j:plain

貴重な試聴の機会を与えていただいたDS Audio様には感謝です。
そして次なるプロジェクトになるかガラガラポンになるのか・・・・が起こる次の一歩が・・・

 

 

 

 

整ってしまった・・・・・

前回のポリマーアースというオカルトチックなアースをそのままにしばらく経って普通に日々音楽を聴き続けていますが、なんとなくというか、これはもう整ってしまったかという状況になってしまいました。

思えばスピーカーをATC SCM100AからBoxer T2に変更して約5年、色々と機器を変えそのたびに少しづつ良くなったり後退したりどうも引っかかりがあったり納得いかなかったりという事もありつつ、ここにきてやっと自分の中で一区切りついた音が出たような・・・・簡単にいうと自分の中で鳴っている音にプラスアルファーの新鮮な響きというか、どのソフトを聴いても不満無く、そして少し新鮮というとても気持ち良い状態を保っているのです。

これまでも何回もこれだ!という状態がありましたが、それは長く持続せず何か変更する事になりそれはそれで楽しいのですが、今の状態はそのどれとも違い本当に正に”整った”という感じです。
こうなると次は壊すのみ・・・・新しい何かを始めるしかないのですが、今暫くはこの状態のまま音楽のみを楽しみたいと思います。でも、なんかするんでしょうが(笑)

f:id:cuerex:20210406094851j:plain

 

ポリマーアース?

2020年6月に導入したNagra PL-P。これに伴なって一年近く行きつ戻りしつつ行っていた機器の入れ替え含むセッティングも落ち着いて、今の所もうこれ以上やる事も無いなと落ち着いて音楽楽しんでいる中、1点のみ気になるのが冬場に特に起こる”静電気”

特にレコードプレイヤーのIMMEDIA / EMINENTの方はエアベアリングのせいなのかこの傾向が強く、帯電した盤によっては本当に”バチバチバチッ”という感じで電撃が起こり、オマケにプリのボリューム触った時にも稀にバチッっと来るのです。
静電気を逃がすにはアースを落とす、導電性の何かに逃がす、オーディオ用の仮想アースを使うなど考えてみますがとりあえず手持ちのもので何かないかと見回したところ、部屋の片隅に置いてあるこちらが目につきました。それは・・・・

f:id:cuerex:20210321095750j:plain

f:id:cuerex:20210321100507p:plain

小林製薬のドでか無香空間という消臭剤を用いた仮装アースです。
巷では色々な仮装アースの素材があってどれも興味はあるのですが、このポリマーも使い方によってはイケるんじゃないかと思い早速実験。

拙宅のアース状況はこんな感じでプリアンプのアース端子を中心にターンテーブルとバランス変換トランスが繋がっています。今回は主にターンテーブルの静電気対策という事でターンテーブルのアース端子に線を追加してみる事にしました。

f:id:cuerex:20210321102049j:plain

繋いだ線はこれまた手持ちの絹巻きリッツ線を利用。ポリマーに浸かる側はリッツ線の皮膜を剥がしてポリマーとできるだけ接触するようにしました。

f:id:cuerex:20210321101245j:plain

f:id:cuerex:20210321102437j:plain

そして最後に一工夫、このポリマーの粒はほぼ水分のみ。そのままではただの絶縁体ですので、ここに食塩をひとつまみ加えます。これでポリマーが電解質になり多少なりとも電気が流れるようになります。

さて、その効果ですが、繋いだ直後は別に?という感じで変化は見られませんでした。

静電気に関してはこちらは一定の効果があるようで、例のバチッっというのはプリの方は全く、ターンテーブルの方も完全にとは言いませんがかなり減りました。

これだけでも効果はあったので満足していましたところ、しばらくすると別の変化も感じられるようになりました。それは音の方で、なんというか背景が静かになってボーカルの発音や各楽器の音の空間感がアップしているのを感じました。これはしばらく聴いていなかった盤を聴くと結構感じて、”え?こんな音入ってたっけ”という感じで聴き入る事も度々、これは結構いいのじゃないかと思っています。

 

スピーカーケーブルの実験 その後。

前回テスト的に作ったSP-1 10-OCCを使ったケーブル、試聴した感じ問題なさそうなので本格運用にしっかりとした仕様で製作。

f:id:cuerex:20210112154942j:plain

f:id:cuerex:20210112155004j:plain

バナナプラグはお気に入りのSWISS Multi-Contactを使用。スピコンはダイキャストボディーのハンダタイプにプラ製のカバーを使用。

これでまた新たな音に期待して使い始めましたが、しばらく使用していくうちになんか違和感が・・・・・高域は綺麗なのですがなんか実体感に欠けるというかソースによってはいまいちで試しにゲインなど弄ってみるもあまり変化無し、特に低域はゲインをかなり変化させても前のケーブルのように変化せず何というか意固地な感じ。

元のケーブルと何度か入れ替えつつ試聴するとやはり元のケーブルの方がより自然な感じで残念ながら新ケーブルはとりあえずお蔵入りとなってしまいました。

そしてケーブルを聴き込んでいくうちに感じた違和感は他の部分にも・・・・・

Nagraを入れた最初の時に思った感じ、自然で柔らか伸びやかな感じが後退しているような気がしてセッティングを少し巻き戻してみることにしました。

f:id:cuerex:20210112155322j:plain

それはPL-Pの足元、これをウエルフロートからその前に使っていたアクリルブロックに戻してみてどうなるか試してみることに。

f:id:cuerex:20210112155341j:plain

余ったウエルフロートはPL-Pの電源に使用。右はMITのアイソレーショントランス。こちらは継続使用です。ちなみにこのトランス、2個のトランスをシリーズ接続して二重フィルタリングした凝った作りでなかなか良いです。

f:id:cuerex:20210112155414j:plain

で、これで鳴らしてみたところ、何とあの元の感じが戻ってきて何ともいい感じです。以前のブログを見返すとこのアクリルブロックは硬いとかなんとかあまり良いように書いていませんでしたが、ウエルフロートから戻すとなんでなんでしょうか腑に落ちる音でこっちの方がデザイン含め良いなと。最後にもう一つこれは些細なことですが天板を固定しているネジを外して天板をフリーに。使い始めの頃、フォノ部のセッティングを変えたり真空管を変えたりで天板のネジを外しておいた時があって、その音が良くてセッティングも落ち着いた後もそのままにしておこうか少し悩んだのですが、安全のためにチタンネジを使って固定しました。それを今一度外してみるとやはりこの方がほんの少しですが良いように感じます。こうやってセッティングを戻していくと今まで良いと思って色々と行ってきたことが実は少しづつズレを生み、気づかないうちに自分にはよくない方向に向かっていたのをスピーカーケーブルでの違和感が元に戻るきっかけを作ってくれて結果良かったような、何ともな〜という感じです。

 

Naim NAC32 その2

新しいスピーカーケーブルの実験と前後してこちらも気になっているNAC32のレイアウト。
Welltempardのフォノイコライザー として使い出したNAC32、当初ハム音からプレイヤーの下にセッティングしましたが、どうにも大仰でもっとスッキリレイアウトしたく、考えます。

f:id:cuerex:20201228133902j:plain

まずはこちらが現在のレイアウト、プレイヤーの下に電源と本体を並んで設置しています。

これですとどうしても全体のかさが高く、重厚感というのはあるのですがちょっと大仰な感じ。プレイヤー台は3点支持で傾きを調整できるようにアルミの削り出しの部材とジュラルミン板で作った物ですが、これは当時サザーランドのPh3Dフォノイコライザー を納めるように作ったものでNAC32を納めるには3点支持の足をかさ上げするしかなく、足が浮き上がった感じになってデザイン的によろしくありません。

で、今一度レイアウトの変更に踏み切りました。その前にケーブルの製作です。

ケーブルの素材は当家定番のCardas 4X24 あいにく適当な長さの物が無かったので海外サイトから取り寄せ。4X24は4芯にシールドという構成なので一本でL/R作れるのですが、今回はシールドを厳重にということで送り出しのDINコネクター側を一本で送り出し途中でL/Rに分かれるという構成で製作してみました。

f:id:cuerex:20210104101402j:plain

f:id:cuerex:20210104101423j:plain

金属製のロッキング付きDINコネクターを使用。こちらはNaim純正と同じ品物。

f:id:cuerex:20210104101443j:plain

RCA側は最近お気に入りのMogami製のコネクターを使いました。

f:id:cuerex:20210104101511j:plain

今一度プリ本体を色々な場所に置いてみたところ、ハムノイズはどうもIMMEDIAの電源ユニットからのノイズに干渉していることが濃厚でレイアウトはこれしか無さそう。電源部を上下に重ねるのは折角の別電源のメリット台無しなのでこちらは他の電源達と同じ床に置くことに。

f:id:cuerex:20210112155252j:plain

そして見た目と操作感向上にベースボードごとベースと同じBDR製のコーンを使って3点支持に。

f:id:cuerex:20210104101558j:plain

これでNaimと高さの差が出て落ち着いたレイアウトでいい感じになったと思います。

f:id:cuerex:20210104101700j:plain

さて、レイアウトが落ち着いたところで次はスピーカーケーブルの本番用製作です。