気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

ツイーターの悲劇その後。

またもやLチャンネルのツイーターから音が出なくなったBoxer、前回は新しいドライバーと交換して復活しましたが、今回は前に交換したドライバーを修理してもらってみようと思い、ツイーターなどの修理も行うという工房にお願いすることにしました。

お願いするメールを送って受け入れOKとのことでドライバーユニットを送ったところ、すぐに点検して頂けて帰ってきた結果は何と

”ドライバーユニットには問題なし”

との事。なんと前の飛んだと思っていたドライバーは問題なかったのでした。

そうなると問題は何か分からなくなってきました。アンプは今、TS-208を駆動していますので問題なし、それではケーブルはと思いツイーターのケーブルをTS-208に使ってみてテストするもこちらも問題なし。なら今度こそツイーターが飛んだのかと試しに左右のユニットを交換してみました。

そうしてもLチャンネルからは音はでず、Rからは問題なく音が出ています。すなわちユニットには問題なし。となると本体の問題、もしくはドライバーとベースの接触不良も可能性は低いものの否定はできません。とりあえず自分で出来る範囲で検証です。

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ツイータードライバーを外して、点検しやすいように外側のリングも外してみました。

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見た目全く問題ありません。ユニットとの接続面も問題なさそう。そこで配線はどうだろうとツイーターのターミナル+ーからドライバーベースのハンダまでの導通をチェックすると、なんと片側に導通がありません。

 

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いやいや、そんなはずはとターミナルを取り外して念の為ターミナルとケーブルのハンダのところでターミナルの接触不良を点検するもこちらは問題なし。一番確実であろうケーブル端ハンダ部からドライバーベースのハンダ部でチェックしたところ導通がありません。こんな太い線が何もなしに切れるとは俄かに信じられませんが、今のところこれぐらいしか思い付きません。

こうなるとドライバーマグネットかユニットベース部を外して点検するより他ありませんが、流石にここから先に手をつける気にはならないので、後ははプロにお任せするしかないと思い販売店経由で代理店にお願いしたところ、どうしてもそのような可能性は低いから今一度点検してみてくれとのこと。ここまで書いたように検証しているのも説明しましたが、こちらの検証にまだ見落としがないか今一度見て欲しいということです。確かにわざわざ来てもらってただの接触不良でしたなんて申し訳ないし、時間もお金も無駄になるので今一度点検と一通り見直す事にしました。ここまでやって自分が思う所ではない最後に残る不良の可能性はダイアフラムとベースの間の接点です。このドライバーのの場合、ユニットとベースの接点が点でなく面で接触しています。そこに歪みなどがあれば密着しないなどで接触不良がある可能性は無いとは言い切れません、そこでダイアフラムとベースの間の接点に点接触接触するよう間に導体をを咬ませてみる事にしました。これならほぼ点接触に持っていけるので接触不良の原因の検証はできるはずです。
使ったのは簡易的にということでアルミフォイルを折った物を使用。もちろん、フォイルを接触した上で導通を検査、念の為導電性のあるグリスを塗ってフォイルを貼り付け(取り付け時にズレを防ぐためもある)取り付け、音出ししてみました。

結果、何の反応もなし。駄目押しで直接ダイアフラムユニットを手で押し付け密着させるも何も変わらず。

ここまできたらもう配線しか無いのですが、確かにあんな線が切れるとは私も思いません。あれこれ検証してここまでやってまだ原因がほぼ特定しているにも関わらず、目視では点検できない為に駄目押しで他の可能性を検証してそこでも同じ結果とはと途方に暮れてユニットを見てみると、あることを思いつきました。

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この配線が露出している今の状態なら、アンプからのケーブルが直にユニットに繋げることができるんじゃ無いかと、そしてドライバーとベースの接触不良も検証できるのではと。

恐る恐るユニットの左右にある半田の部分にアンプからのケーブルを直接接触させると・・・・・音が出るではないですか!

これで原因は100%特定できたと思います。もう一度販売店に連絡して説明すると、代理店の方から技術者の方を派遣するとのこと。その後販売店の方と二人で来られて状況を確認してもらい、確かにこれはこれ以外ないと画像とムービーにて状況を保管して対応を向こうに聞くという事になりました。

それにしても改めてユニットとターミナルを繋いでいるケーブルのなんと普通なこと、

表皮は加水分解して状態は良く無いし、できればもう少し良い物に交換したい衝動に駆られます。もし、配線の交換がうまく出来るならツイーターとミッドレンジぐらいは交換したいところです。ウーファーは以前外してみようとしたことあって、全然外れてくれなかったので本当にダメになった時に考えようと思います。

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そんなトラブルの中で出て来たTS-208ツイーター仕様、その後も調子よく全然問題なくいい感じに聴けているのでいつもと同じように音楽を楽しんでます。何を聴いても全然違和感ないこの仕様で聴き続けるのも悪くないな〜とも思いますが、やはり一部でも不具合をそのままにするのは気分的に良くないのでまあじっくり構えて修理しようと思います。

いつも機械のことばかりなのでたまには音楽のことなど。

いつもの古いレコードばかりでなく、新譜のCDなど買ってなかなか良かった一枚。

 

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NUMBER GIRL / 感電の記憶
今年再結成なったナンバーガールの新譜。

といっても発掘された2002年のライブをCD二枚組に納めたもの。
ライブならではヒリヒリした演奏が意外に良い音で聴きごたえあります。

Boxerの本領発揮といった感じの爆音が心地よい一枚です。

 

zyx Ultimate 100 その2 Eminent ET-2セッティング編

とりあえずはこれでと思って聴きはじめたZYXUltimate 100、どうも前のヘリコンとの違いと言うか違和感があり、以前はWell Tempered との差がそれ程気にならなかったのが同じレコードを掛け替えるとどうにもWell Tempered の方がしっくり来てしまいます。
もちろんZYXの方にも細かい音を拾うとか楽器間の空間感や定位など良い面があってそれはそれで魅力なのですが、どうにもこれでは聴くレコードを選ぶなと言う感じでちょっと困ったなと思い少しセッティングを見直すことにしました。

まず、フォノイコライザー の負荷抵抗を100Ωから800Ωに変更。これでじっくり色々なレコードを聴いていきますと、前に違和感あったレコードもこちらの方が音が前に出てくる感じで違和感が減りました。そして、針圧を説明書に書いていた気温に合わせて変えるようにとの指示を参考に軽めの1,85gに変更。これで大分違和感が無くなりつつこれがZYXの個性なのかなというぐらいの感じに聴けるようになって来ました。取り付けネジの方もナットを純正のステンレスに変更してカートリッジ本体とナットの接触面積を増やし、カーボンワッシャーをビス側に取り付けてみたところ、ネジにトルクが掛るようになりいい感じです。その後しばらくして低域がかなり効いたレコードをかけたところちょっとだぶついた感じに違和感を持ちました。今まで低域が厚いと思っていたのとはちょっと違う感じで、ここを見直せばだいぶんと変わるのではとセッティングを変えてみることにしました。

うちのIMMEDIAのアーム、Eminent ET-2は結構セッティングを変えられる部分があって、今回見直したのはカウンターウエイトのセッティング。今回カートリッジが4g軽くなった事でカウンターウエイトは約10gほど軽くなりアームの動きがスムーズになりました。その結果ウエイトのバランスウエイト位置がアームから一番遠い位置でバランスが取れる感じになりました。エミネントの説明書ではバランスウエイトは出来るだけアームから離れた位置でバランスを取ると低域が伸びるとの説明があります。それを基本に今回もセッティングしたのですが、これを少し変えてウエイトの重量を増やして低域バランスを取り直してみようと言う目論見です。現在のウエイトの位置がこちら。

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それを約4gウエイトを増やし再セッティング。それがこちら。

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その差数ミリ、差はそれ程無いように見えますがこれが結構違いがあり、それはウエイトを変えた際に必要なこの調整に出てきました。

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それがこちらのゼロバランス調整。エミネントはまずウエイトの重量を決めてから針圧をかけ、その後このゼロバランスセッティングを行います。その方法は針圧がかかったその状態に別のウエイトを取り付けバランスを取ります。画像右上に見える真鍮製のウエイトがそれでネジになっているカウンターウエイト固定用ネジに取り付けてゆっくり回してバランスを取ります。その際アームが内周や外周に流れ無いように水平バランスも取りつつヤジロベエが動かない状態のように持っていきます。

そしてここからもう一つの調整を行います。それがこちら。

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ヤジロベエのように動くアームのバランス調整、カウンターウエイトの上下方向の調整でアームが水平で止まるように調整しなければいけません。これがなかなか微妙な調整で何度かウエイトを移動させて水平になるように持って行きます。

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これがほぼ水平の状態で、ここまでくるとフッと息を吹きかけるだけで上下ふわふわ左右フラフラとアームが動くようになってなんとも不思議な感覚。

これで真鍮のウエイトを取り、もう一度針圧を調整して調整は終了です。

ここまでやって今一度先ほどのレコードを聴いたところ、低域に締まりが出てかつソリッドでいい感じになりました。ウエイトの重量と位置だけでこんなにも変わるのねと改めてこのアームのセンシティブさに驚きです。

これでカートリッジ側の調整はいいと思います、残るは増幅側ですかね・・・・

zyx Ultimate 100

新しいアンプを導入するとか長い事悩んで踏ん切りが付かないくせに、何故か衝動的に近い感じでメインプレイヤーのカートリッジを変更しました。f:id:cuerex:20190808220938j:image

 拙宅のメインレコードプレーヤーのカートリッジはLyra Heliconというかなり古いモデル。結構以前にもう針交換ができないのをボディはそのままでユニットだけ交換ということをしてもらいずっと愛用していました。以前書いた電子顕微鏡などを使って針先を確認してまだまだ現役で使えそうですが、この気に入ってるヘリコンを温存したまま新たなカートリッジを導入してみようと思い今回新たに採用したのがこちらZYXのUltimate 100。

ZYXは以前から気になっていたカートリッジメーカーで一度使って見たかったのですが今回採用にした一番の理由はその重量。

現ヘリコンの重量は約10g、今回のUltimate 100の重量は5gととても軽いのです。

今回の決断以前に次期カートリッジ候補と考えていたのはpuratanus 3,5sというカートリッジでした。ボロンカンチレバーを使ってデザインも何と無くライラに近いなと感じがしていて、次はこれが良いかなと考えていました。ただ、こちらの重量が12g、メインプレイヤーのトーンアームEminent ET-2はエアベアリングのリニアトラッキングアームゆえにカートリッジの重量が大きくなるとアームの動きが悪くなってしまうという所が弱点で、以前に購入したPuratanaus 2,0はその重量故に相性が悪く、もう一台のプレイヤーwell Temperedに使われる事になった顛末がありました。

そんな訳で、今回あまり無い理由かもしれませんが、重量が軽く、かつ評価の高いブランドで最新のモデルという事でこのZYX Ultimate 100を選んでみました。 

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取り付けネジは愛用のチタンネジを使用。ナットも以前個人的に譲っていただいたチタン製の物を使用。ワッシャーはドライカーボン製です。

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 記録として今回使うアーム、ローコンプライアンスカートリッジ用のマグネシウムアームの重量を計ったところ32g。

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 こちらは標準のアルミ製アームで21g。

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 カートリッジカバー付きなので多少変化はありますが、カートリッジの重量差としては4g。

組み立ててセッティングするとたった4gの違いですが、これが以外に大きく影響があってカウンターウエイトを10gほど減らす結果となり、全体の動きが軽くなりました。これは思った以上に目論見が当たって音にも期待が持てます。

そんな新旧カートリッジの見た感じがこちら。

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見た感じ凛々しい感じのヘリコンに対して・・・

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精悍、もしくは悪っぽい感じのZYX

それに伴ってフォノイコライザー の設定も変更、久しぶりにDMA-20の天板を開けました。う〜ん、何時見ても綺麗な基盤です。左側のメインの基盤から一枚上の物がフォノイコライザーボードで負荷抵抗とゲインはピンを差し替えて調整するようになっています。

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 何度かピンを差し替えて聴き比べた結果、今回はゲインはHI、負荷抵抗は100Ωで行く事にしました。

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 まだ新品ですのでインプレッションというほどで無いですが、一聴した感じ低域が厚く他は自然な感じでキャラクターは感じません。ヘリコンの繊細な感じとはやはり違いますが、これはこれ良いかもと思います。まあ、まだトーンアームのセッティングも詰めていませんので、これからかわると思いますしそれがまた楽しみであります。

 

 

 

レイアウト変更。

前回の悲劇は現在進行形で修理等色々進捗はあるのものの、結論には至っていないのでとりあえず宙ぶらりんのまま。

そんな中、CDプレーヤーからPCオーディオに移行してからもなかなか CDプレイヤーを片付けることが出来ずにいたのですが、意を決して長年使い続けたレイアウトを変更。

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PCオーディオに移行してからCDプレイヤーをどこに保管するか色々と悩みましたが、キャビネットの中のスペース確保してここで休んでもらうことに。そうは言っても本当に気に入ってる機械なので、なんというかご苦労様、ちょっとお休みくださいという感じでしょうか。

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そしてこれが現在のDAC周り。スイッチ入れるだけの簡単なセットです。

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放熱の問題もあるので、上下にスペースを空けつつ埋没するような感じにレイアウト。

現在、ケーブルの長さに余裕が無いのでそこをどうするか思案中。ただ、FireWireやThunderboltなどという古い規格の機器にどれだけ投資して良いものやら悩み中ではあります。

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そしてCDプレイヤーが無くなったので余裕ができたキャビネット。空いたスペースにもう一台レコードプレイヤー増やせるとか思いましたが、予算も無いのでそこは我慢、しばらくはこの余裕のあるレイアウトで楽しみたいと思います。

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こんな感じで特に操作することが無いPCオーディオに関しては出来るだけ目立たないようにという感じで収まったかなと思います。次はツイーターの修理ですね。

 

 

悲劇再び。

前回のブログからアンプに関しては何と無く踏ん切りつかずで放置状態。

PCオーディオの方はあれから色々考えて予算的にもという理由で暫定的にFireface400というDACを導入してまずは聴けるようになりました。色々なところで使われているようでちょっと期待しつつ聴いた感じはなんか平坦な音でいまいちピンとこないなとちょっとがっかり。

と言ってもそれをすぐに変えるというのも切ないので、何かよくすることはできないものかと調べたりしてどうも電源を変えると変わるということなので良いと思われる物と交換してみました。

使ったのはエルサウンドの汎用電源、DC12Vの物をオーダー。注文後すぐに届いて接続したところで音はいくらか改善されてこれならという感じに近づいてきました。

ですが、前のWeissに比べると何ともこれで良いなと納得できない感じ、と言っても今の所これといった解決策は無いので、PCオーディオは要検討です。

多分、自分の好みの音からすると1990年代辺りのDACを使った”ハイレゾ”じゃ無い音が好みのように思うので、その辺がキーになりそうだなと思って機材を考え中。

そんな事考えながら毎日朝晩聴いていたところ、音にどうにも違和感が・・・・・

セッティングを変えたり、端子など弄ったりしても傾向は変わらず。

そんな中、プリのバランスを大幅に弄った際に・・・・これか!ツイーターが

おかしい・・・左チャンネルのみの出力でパワーアンプのスイッチを下の方から切って聴くと、ツイーターが鳴っていません............

前にも一度ツイーターが飛んだことはありましたが、その時は少しツイーターのクロスオーバーを下げていたのが原因では?ということも考えられましたが今回はそれは無し、アンプのDC漏れの可能性もあると思いテスターで測ってみましたが、それもなさそう。そうなると自分では原因は分かりません。

Boxerのツイーターはダイヤフラムだけ交換できるような構造になっていますので、ささっと取り外して点検してみましたところ見た感じ断線など見当たりません。

ですが音が鳴らないのは確かなので、さてどうするか、また新しいダイアフラムを注文することが一番簡単ですが、また違う仕上げの物が来るのも何なので今回は修理も含めちょっと考えてみようかと思い止まりました。

でも、然りとてこのまま音無しの状態は考えられないので、当座凌ぎで浮かんだアイデアがスーパーツイーターに使っているTS-208をツイーターに使うというもの。

そこで取り説を読むとツイーターとして使う場合の推奨はクロスオーバー2.5KHzで24db/octとあります。これならバッチリだと早速繋ぎなおしていざ試聴。

一聴、全然OKで若干優しい感じかなという印象です。弱いとか違和感は無く、一番驚いたのはその自然な感じです。繋ぐ前はもっとリボンっぽいというかキラキラするのでは?と思ったのですが全然そんなことなく違和感ありません。何と言いますか、流石に物量投入して作られているだけあるなということを感じました。強いていえば少し指向性が強いかなというぐらいで本当にいい音です。

不幸中の幸いにも何とか聴ける状況になりましたので、ここはじっくりツイーターの修理を考えたいと思います。

 

 

 

 

 

妄想タイム。

WEISS DAC2が去って未だ新しいDACは未だ見つからず、アナログのみになった我が家。

いくつかの候補はあるのですが、どれもこれだ!と思うものがなく、これで今の環境では十分では?と思う機器有るにはあるのですが何と無く踏み切れずにいています。

幸いアナログのほうはなんの問題も無く幸せな状態だし、聴く音楽のほとんどはレコードなので困るということ無いのでDACは置いておいて以前から少し気になっている物の導入を検討中、それはこちらのアンプ類。

 

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https://www.diyclassd.com/plate-amplifiers/

日本のアンプメーカーでも採用実績もあるDクラスアンプN Core を使ったアクティブスピーカー用プレートアンプFusion Amp FAシリーズ。DSPを使ったチャンネルデバイダー内臓でパワーやチェンネル数にバリエーションがあり、自分の用途にあった物を選べます。

今のBoxerを使う前のATC SCM100はアクティブスピーカーでしたので、このようなアンプを使うには違和感持ちませんし、このプレートアンプならデバイダーの設定も自由にできるますから、もし、今のアナログデバイダーから置き換てもしこれで満足できたらスピーカー周りもシンプルにまとまるかもと思いました。

拙宅のスピーカーはメイン基本3 wayなので、この中から選ぶとしたらこちらになるかなと。

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FA253 250W X 2 と100Wの3WAY仕様。ブリッジ接続で500Wと100Wの2WAYにも仕様変更可能です。
うちは30cmのダブルウファーですが、今のDMA80のブリッジ接続での出力は180Wなのでそれより上ですから十分といえば十分と思います。でもいきなり3WAYともデジタルアンプに移行するのもちょっと躊躇されますし、できるならウーファーにはもう少しパワーを奢ってやりたい気もします。そこで考えたのがこちら。

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500Wシングルでデバイダー内臓のサブウーファー用FA501 こちらをまずはウーファーに使ってみてどんなものかを試して、よければ2WAYのFA252を中高域に使うという案。
システムとしては少し複雑になりますがこちらの方が段階的でいいかとも思います。

参考までに同じタイプのウーファーを使っているATC SCM200AのアンプはBass 275+275W, Mid 200W, High 100Wという構成、そのことからもこちらの方が理想的かもしれません。

ということでとりあえずFA501をオーダするかと悩み中・・・

さよならWEISS 。

今年になって不調になったMICROMEGAの代わりにPCオーディオに移行すべく導入したWEISSのDAC2 。音も今までの環境と違和感なく、PCオーディオのことを少しずつ勉強しながら使いなれて来たところ突然の不調、音が出なくなってしまいました。

PCはDAC2を認識しているのですが音が出ない状況で、PC側でドライバーを入れ直したりしてみましたが改善されず一向に動いてくれません。

購入したお店に相談すべく送ると、先方でも確認してくれましたがハードウエアの問題ではなさそうだということで解決方法がなく、ソフトの問題だとしたら今の状況では問題を解決するのは難しいので保証期間中ですから返品を受け付けますよとの事。

このDAC2、音自体はもちろん、コンパクトなサイズにシンプルなデザインで部屋に溶け込んでいたのでとても気に入っていたのですが、本来の用途で使えないとなるとここは一旦引いたほうが良いかと思いお返しすることになりました.

そう思っても後ろ髪引く想いがあってPC直接出なくとも普通のAES/EBU ,S/PDIFDACとしては使えるそうなのでUSB-S/PDIFのDDコンバーターを使って使う事も考えたのですが、それも当初の目論見から離れていくことになるのでそんな考えも却下し、この結果としました。

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さよならWEISS。。。とても気に入っていたので直ぐには次が考えられません、何か良いものがあるのでしょうか、難しいな・・・・

 

針先を観る。

今の所セッティングも落ち着いてあれこれいじる事の無いこの頃、以前とは音も少し変わったし、しばらく聴いていなかったレコードなど聴くとこんな音入ってたのかと新たな発見などあり、ここのところ色々と楽しくレコードなど聴き続けておりました。

そんな中、聞き続けていると少し気になる音のレコードなどが出てきました。
なんだろう、高域が歪んだ感じというか強い?もちろん音源のせいもあるのですが、もともとから歪んだ音が強調されている様な嫌な感じです。
ツイーターやTS208のレベル調整や位置を調整するもあまり傾向は変わらず、アンプの不調も疑いましたが特定のレコードだけなのでこれも無いはず、となると・・・・・カートリッジ?レコードは全てクリーニングしているので(こちらを参照)掛けた後も針先にはほぼゴミなど付くことは無く綺麗ですし、それでも気をつけて掃除していたのですが不十分だった様です。そこでいつもより念入りに湿式のクリーナや色々なブラシも使って掃除。見た感じ綺麗になって音も戻った感じでとりあえず一安心。そんな中ふと気になったのは針先の状態です。メインプレイヤーのカートリッジとしてこのヘリコンもう長く使い続けているので以前から針先の状態が気になってはいました。針先の状態を見ようとルーペや簡易的な顕微鏡なども購入してみましたがイマイチ上手くいかずちょっと諦めていたのですが、改めて少し調べてみると、そこそこの値段で試してみようと思うものをアマゾンにて見つけることができました。早速オーダーして届いたのがこちら。

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デジタルマイクロスコープ、最大倍率1000倍と謳っていますが、そこは未知数ですのでまずは実験です。

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サンプルは3Dプリンターで出力した部品。倍率等適当に見てみるとこんな感じ。

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お〜なんか凄いちゃんと見えています。そこでもう少し分かり易いもので実験。

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10円玉を拡大してみました。倍率は不明ですがはっきり大きく見えます。そこで色々と本体を動かしつつ最大倍率でフォーカス出来るところを探した画像がこちら。

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かなりの倍率で見えるのが分かりました。使い方も大体わかったところで本番のカートリッジの観察に移ります。

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エミネントのトーンアームは複数のアームを取り替えて使用できる様に取り外しがネジ一本で可能にできていて簡単に取り外すことが可能です。そしてスコープにセットして見る事が出来たのがこちら。

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はっきりと針先を見る事が出来ました。掃除後といえ意外に綺麗な状態です。
その後色々な角度から針先やカートリッジ本体を見ながら掃除してかなり納得行くまでゴミや鉄粉など取り除く事が出来て大満足。

そしてこのスコープは画像を撮ることもできるので撮影したのがこの画像。

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かなりの倍率での撮影できることにちょっと感激。他にも

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そして調子に乗ってもう一つのプレイヤー、ウエルテンパードに付いているプラタナス2.0の方も点検。

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こちらはエミネントの様に簡単には外れないので慎重に作業して久しぶりに針先を点検。

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針先自体は綺麗でしたがカンチレバーに汚れが付着していたので極細綿棒などで慎重に掃除して再度点検、綺麗になったのを確認してスッキリしました。

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などこんな感じで裸眼では見る事が出来ないものが確認できてこれで針先の管理は万全?だと思います。それにしてもこれだけの性能の物が六千円程で手に入るって凄いよな・・・・・

ちょっとした事。

春になって仕事が繁忙期になったり海外出張があったりで、PC〜DAC間のケーブル制作や電源タップの製作などやりたい事はあっても中々手をつけられていないオーディオ関係ですが、簡単な事を少し実行。

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これが現在の拙宅のスピーカーレイアウト。スピーカーベースとスピーカー本体の重量もあってこの位置から大きく移動する事は簡単ではないので、内振り角度とスーパーツイーターTS-208の位置を時折見直しつつこのような感じで落ち着いています。
スピーカーの天板には趣味のロボットのフィギュアやぬいぐるみなど置いているのですが、これは大した意味は無くてただスピーカーのみだと殺風景かなと思って他に置き場所もないので置いてあるものでした。
今まで音的には影響あるだろうけどそれほどでもないかと当たり前のように置いてありましたが、何と無く試しにこれを退けてみようと思い立ち実行。同時にしばらく勘のみでセッティングしていたスピーカー位置をレーザーセッターや距離計を使ってスピーカー位置の精密位置合わせも行いました。

そしてスピーカーユニット固定ネジの増し締め。ウーファーのネジはともかくMid/Hiのフレームも少し緩んでいたのでそれも締め直しました。増し締めした量は各ネジとも同じぐらいの角度だったのである意味健全ですので気分よしです。

最後にスピーカー右側のレコード棚の天井突っ張り棒を締め直し、左側のCD棚の下にクサビを入れて壁ときっちり密着させました。

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するとやはりというか当然変わりました。今まで感じていたほんの少しの濁りのようなものが無くなって、全体的にスッキリ伸びやかに広がるようになりました。
こんな簡単な事ならもっと早くやっておけば良かったと反省しきり。
実はツイーター帯域の音がほんの少し気になっていたので、ケーブルでも変えてみようかと材料を揃えていたところでした。
これならケーブルの材料買わなくとも良かったかと思う良い方向への変化ですが、せっかく材料を用意したので近々製作して今度はこれでどう変わるかちょっと楽しみです。

MICROMEGA復活?

拙宅のCDプレイヤー、MICROMEGA CDf-1が不調に陥った事で始まったPCオーディオへの移行ですが、再生ソフトやリッピングソフトなどをituneからプレイヤーをAudirvana Plusに、リッピングをXLDを使う様にしてリッピング作業も進んでいます。あとの懸念はケーブル類ですが、こちらは後の楽しみに取って置いてということでとりあえずこのまま行こうとセッティングは一応落ち着きました。

そんな時、自分にはめったに無いことですが、SNS関係で知り合いになった愛好家の方がご友人を伴って来訪することになりました。せっかく来て頂くのにソースで不便を掛けるかな思い、念のためPCオーディオに移行した後電源など繋いでいなかったCDプレイヤーをダメ元でもう一度繋いでで掛けてみました。
繋ぐに当たって、前に繋いでいたアイソレーショントランス はPC関係に使っているのでと余っている出力があるレコードプレイヤーと同じSHINANOの電源装置から取ることにして試聴してみると、どういうことでしょう、CDが普通に動いています!

初めは恐る恐る掛け始めて止まる兆しが無いので色々と掛け行きますが、以前聴いた時にすぐに止まってしまったCDなども試してみても止まることがありません。その後何度か止まることはありましたが以前と比べると全然安定感があり、これなら行けそうとそのままお客様をお迎えしました。

当日もお客様がお持ちしたCDも掛けてみましたが全然安定していて問題ありません。

こうなるとマイクロメガ復活と喜ぶべきなのでしょうが、もうすでにPCでの環境を整えて来ていたのでなんというかちょっと複雑な心境です。

まあ復活と言ってもまたこの先ご機嫌がどうなるかはわかりませんし、移行したPCオーディオの方はこのまま進めて行きますのでCDの方は実働状態を維持しつつゆっくり休んでもらおうと思っています。
それにしても、電源というのは微妙なものですね・・・・勉強になりました。