気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

落ち着いた先には・・・・

もう数回書いてしつこいようですが、久々に全くもって安定しきった当家のシステム。どっか弄っても元に戻り、下手に弄る気が起きないという状態で安心して音楽に浸れるオーディオの本来の目的を達しています。

このブログを始めたキッカケ、Boxer T2というスピーカーを迎え入れ、それまでアクティブのATC SCM 100 Aを使っていた為長年使っていなかったパワーアンプの選定や、使ったことが無かったチャンネルデバイダー の使いこなし、それに合わせてプリアンンプSpectral DMA 20 S2からNagra PL-P への変更と長い間の機器の遍歴など綴ってきました。

今までに何回かこれで上がりかと思う場面もありましたが、しばらくすると納得いかず色々とオーディを弄りを楽しんできました。そしてここに来てやっと落ち着き納得出来たところまできました。

自分にとって心地よい音で好きな音楽が聴きたいというのが本来のオーディオの目的ですが、自分にとっては、気に入った自分で格好良いと思った機器を用いて自分にとって居心地のよい環境を作ってオーディオ機器を愛でるというのが好きなんだなとこの数年は特に思ってきていました。

今まで色々な機器を取っ替え引っ替え入れ替え、その中で残った今の機器達が今のいちばんのお気に入りということは間違いなく、音に関しても今が今までで一番よいと思って満足しています。

と、何度も同じようなことを書いているのは、そう、何かを変えたくなっているのです。それも瑣末な部分でなく重要な部分を。

今の音も使ってる機材も気に入ってるのに、これの何かを変えてしまっては良くなる事より悪くなるリスクの方が大きいのになんでそんな考えになるのでしょうか?

1番のキモであるスピーカーが変わったことで他の機材が一通り変わる中、今使ってる機材の中で一番長年連れ添っているのはWell tempered SuperとIMMEDIA / Eminent ET2という2台のレコードプレイヤーで、そのどちらももう10年以上の付き合いになります。どちらも大変独創的でメカニカル的にも使っていて楽しく、特にEminent ET2は使いこなしが難しくて自家薬篭中のものとするには時間が掛かりましたが、今では全く安定して当家のメインプレイヤーとして大変満足しています。

ただ、ほんの少しこのプレイヤーには不満があって、それはそのアームの構造上7in シングルレコードの一部で最後までプレイ出来ないという問題です。10 in や12 inは全く問題ないのですが、7 inのみ内周部の直径が小さくギリギリまで音が入っている盤では最後までトレース出来ずそれが少しストレスでした。それならWell temperedの方で7 inを聴けばという話なのですが、これもちょっと難があって、その特殊な構造のプラッターベアリングゆえにシングルレコードの掛け替えが不安定であったり、回転数の変更がベルトの掛け替えで少し面倒だったりであまり気持ちよく使うことができないのです。

なのでそれならと3番目のプレイヤーとしてPink Triangleというプレイヤーを向かい入れてみますが、3台のプレイヤーというのはなんともレイアウトの収まりが悪く気に入りませんでした。ただ久し振りに使ってみたフローティングタイプのプレイヤーの音に新鮮さを感じてその辺りのことが少しモヤモヤと気がかりのまま現在に至っていました。

そして現在の音が落ち着いてしまったのをきっかけにじわじわとそしてむくむくと考えが浮かんできました、レコードプレーヤを入れ替えようと・・・・・・