気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

Dummy Tube Tester 真空管テスター

真空管のアンプを使用するようになって興味を持った物に真空管テスターがありました。ですが、うちではプリ管の計測が出来たら良いだけなのでちゃんとした真空管テスターは過剰なものと思い入手は諦めておりました。
そんな中、ebayであくまで簡易的な物のようですが目的のプリ管の測定が出来る真空管テスターを発見、お試しと入手してみました。

f:id:cuerex:20210604142853j:plain

f:id:cuerex:20210604142856j:plain

それがこちらのDummy Tube Testerという物。台湾で作られているようです。

大きさは90X120X80mmと可愛いサイズ。ACアダプターも付いてましたが、特に取り扱い説明書のような物は無く本体のみ。

f:id:cuerex:20210604132236j:plain

竹製のケースを置けるとこんな感じ。ファイバーボードにレーザー刻印でしょうか何ともエコな感じのデザインです。


f:id:cuerex:20210604132250j:image

パネルにはプレート電圧、ヒーター電圧を選ぶスイッチ双極管の切り替えスイッチとバイアス調整用のポテンションメーターが並び グリッド電圧とプレート電流量の表示はLEDのデジタル表示。使用方法は購入したebayのDummy Tube Tester | eBayから情報を得て使ってみる事に。
f:id:cuerex:20210604132247j:image

こちらがセッティングとガイドの表で、これを参考にテストするようになっています。例えば12AX7の場合、プレート電圧を180Vにセットしヒーター電圧を6Vか12Vいずれかにセット、その後スイッチを入れバイアス電圧トリムを回して-1Vに調整、その時のプレート電流を読み取り、表にあるIpの数値と比較して状態をみるというものです。


f:id:cuerex:20210604132240j:image
早速手持ちの球を計測すると例えばこちら12AX7 で指定のグリッド電圧1.0Vを掛けるとプレート電流が1.76mAとなっています。これをチャートにある1.47mAで割ると119.7%と確かに新品らしい数値を表しています。手持ちの真空管はほとんど新品という事で購入した物だったのでいくつか計測するとほぼ全て100%以上の数値を指していてホッとしました。ですが中には?という球もあって、これが分かっただけでも入手して良かったかなと。でももう少しこれが有効活用できるように真空管に関して全くの素人なのでこれを機会にもう少し勉強したいと思います。