気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

MOTUS Ⅱ DQの音。

導入から約二週間、初めは以前とそんなに変わらないな〜という印象だったMOTUS Ⅱ DQ、鳴らし始めて一週間ぐらいから動きが馴染み始めたのか少しづつ音の印象が変わり始めてきました。

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それに初めて気づいたのはこのレコードを掛けた時、ドイツのプログレッシブロックバンドFaustのファーストアルバム。

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これはそのイギリス盤。盤自体はドイツ盤でジャケットがUK盤という仕様で自分の持っている何枚かの中では1番原盤に近い一枚。10代の頃から長年聴き続けてきたこのレコードが今まで聴いたことない濃さの音で鳴ったのが始まりでした。
そして最近のお気に入りでリファレンスでもあるこのレコードCDG Fragmentaion

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こちらのA面一曲目のお気に入りの一曲”WHITE TANGO"が恐ろしくゆっくりしっとりと聴けるのです。
それはまるで回転数が遅い?というほどで、本当にひとつひとつの音がしっかり響いて噛み締められる様に聴こえます。

そしてこちらのレコード

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こちらもファッションブランドのUNDERCOVERがつくったレーベルUNDERCOVER RECORDSから出た CAN のShe Brings The Rain
これも元々音質の良い曲でしたが12inの45rpmで更に良い音になった一枚。

こちらでも同じ傾向の一つひとつの音がゆったりした空気感でしみじみと鳴ります。そして音が前に出てきてまさにそこで歌っている様な空気感があります。

これらがあまりにも今までになくゆったり聴こえるので、まさかと思い回転数をいくつかのストロボライトスコープでチェックするも異常なし、そうなるとこれはもう聴こえ方の違いとしか言えず、昔同じ様な経験が何度かあった事を思い出しました。

一つはマイクロメガのCDP、CDF1で出た音を聴いた時、そしてアナログではノッティンガムのスペースデッキを聴いた時と同じ音がゆったり流れるあの感じです。

その後も何度か同じ様なしっかりゆっくり流れる音になる盤に遭遇して確信しました、これは自分の感性に合った良いプレイヤーです。今回のプレイヤー選びは自分にとってまた一つ新しい音へのブレイクスルーになるキッカケになりそうでこれからの音生活にワクワクです。