さて、やってきたHSD 006、二日間ほどじっくり聴き込んでみた感想は
基本設計が古いカートリッジなので最近デザインされたカートリッジ比べたらナローなのかと思きや全くそんなことはなく帯域も十分に広く現代的、躍動感や空気感などのエッジ感も充分、そして少しだけ高域に華のような感じがあり、寒色か暖色かというと暖色系で陽性という感じ。自分の中での予想ではもっとドライなモニター調のはっきりした音を予想していたのですが、明るくカラフルな音は良い意味で裏切られていい感触です。ここ数年使ってきたカートリッジ(Platanus 2.0S、ZYX Ultimate 100、Lyra Helikon)の中ではどちらかというとHelikonに似ているような感じ、ただHelikonや前のPlatanusに比べると全体のバランスが少し高域寄りに感じがしたので、こちらはデバイダーのLowを0.2db上げてバランスを取りました。針圧はいくつか試してみて標準の2.4gに落ち着き、今回少しだけインサイドフォースキャンセルを掛けました。
で、恒例の針先を観るです。
実は降ろしたてのカートリッジ単体の時に撮り忘れてしまって、仕方なくトーンアームに付いた状態で撮影。なので真横からのカットではありませんがご勘弁を。
こうやってみた感じ流石に結構手慣れた感じで針を固定する接着剤も綺麗に盛られているのがわかります。いい感じの針先で安心しました。
自分的には今回のカートリッジ交換は音の変化だけでなく針のリフレッシュ感もあり良かったかなとホッとしています。これでまた何年かは安心して音楽に浸れそうです。