気侭Audio

書斎でのオーディオの記録と記憶

Nagra PL-P バッテリー交換。

前回のブログから2ヶ月以上更新が無かったのは、仕事が忙しかったりと言うのもあったのですが、何と言っても些少のスピーカーセッティングがあったもののシステムの安定状態が続いていて書く事がなくて、備忘録的なものもないとそのままになってしまいました。
実はお手伝いオーディの方は前に書いた件の他にも何故か何件かお手伝いした案件もあって、面白い案件もあったのですがそれはまたの機会ということに。

そんな最近でしたが、ちょっとだけ変化がありました。

それは今までもたまに行っていたバッテリーメンテナンスでニッカドバッテリーのメモリー効果の解消の為時に行っていたPL-Pの電源コードを抜いてバッテリー駆動モードの時、何時もなら1時間半程稼働可能なバッテリー駆動があれ?早く終了した感じ。

念の為、今一度フル充電から試すと確かに今までよりかなり早くLP一枚ほどの時間で終了してしまう事を確認。

さて、こうなるとバッテリー交換時期かと思いますが、純正のニッカドバッテリー以外に今時いろいろな充電池がある中もっといい選択あるのではと今回試したのがニッケル水素電池

ニッケル水素電池というと以前はエネループが代名詞でしたが、今や中華メーカー筆頭に色々なメーカーと容量がありちょっと迷ってしまいますが、今回は堅いところでパナソニックをチョイス。
そうと決まれば早速オーダー。来たバッテリーをそのままバラで搭載することも可能なところですが、ここは純正みたく4本セットのバー状にすべくPVCのシュリンクを使ってバッテリーバーを製作してみることに。

当初オリジナルのようにブルーのシュリンクにしようかとも思いブルーのシュリンクも用意して試しましたが、何故か収縮率が一定でなくスカッと綺麗にまとまらなくて、もう一つのパターンでクリアのシュリンクも用意していたところ、こちらの方が均一に綺麗に収縮してスッキリ仕上がるのでこちらを選択してバッテリーバーを製作。

無事搭載完了。
さて、試聴した感じは、いや、ちょっと違います、背景が静かになった感じで細かい音まで浮かび上がってくる感じ、バッテリーの重要性を感じました。

これが今まで頑張ってくれたバッテリー。今までありがとうございました。

 

お手伝いオーディオ。

最近、自分がオーディオが趣味という事でオーディオを入れ替えたり新たに導入したいという友人知人からの相談受けるような事があって、自身のシステムに入れ替えの余地が無く遊べないもので喜んで相談に乗るますと何軒かのオーディオの相談に乗りました。

まず一件めはアナログプレイヤーからアンプスピーカーまで一式をという案件。こちらはプレイヤーはテクニクスのSLシリーズの新品を使うのを軸にそれ以外はお薦めありますかということ。まずプレイヤーをどのグレードの物にするか相談して色々悩んだ結果SL-1200GRに決定。アンプとスピーカーは聴かれる音楽の傾向からイギリスのものが良かろうと取り敢えずスピーカーに的を絞ってネットなどウォッチしていたところ、某オーディをショップにATC SCM20を発見。個人的な好みもあってこれをお薦めして見に行ってもらう事に。見に行かれた感想はこれでも良いように思うけど、横にあったもう少し小さいスピーカーが気になるとの事。一緒に聴いて確かめてほしいという事で両方のスピーカーを一旦お取り置きにしてもらい、早々にお店に試聴にいくとそのもう一つのスピーカーとはRogersのLS3/5Aでした。これならその選択もありじゃないですかと早速比較試聴してみることに。いくつか持っていったいろいろな傾向のCDを鳴らして聴いた感じはやはりATCはキッチリ濃いめのモニター調、LS3/5Aは比較すると落ち着いた感じで予想通りの音です。さて、オーナーさんの感想は

ATCは良いのは解るけど聴き疲れしそうに思う、LS3/5の方は優しくて長く聴けそうでこちらの方が好き、何と言っても可愛くてウッディなのが良い”

とのことでLS3/5Aに決定。

そうなると次はアンプで、スピーカーが決まって好みの傾向と出来るだけシンプルなものという事でチョイスしたのがNaim AudioのNAIT 3

初めはよく言われるNAIT 2との組み合わせも考えたのですが、エレクトリック系の音も聴かれる事を考えてパワーに少し余裕あるNAIT 3が良いかと色々探すと某O-Oオフの遠い所にある店舗で在庫を発見。直接お店に連絡して状態とフォノイコの有無を確認すると、外から見ただけではわからないので、それではプレイヤーに繋いで確認しますと繋いでくれて”音でました大丈夫だと思います”と電話口で音を確認してこちらを購入することに。
最後にレコードプレイヤーに欠かせない針、こちらはこだわり無いとのことで自身が使ってお薦めのOltofon Ωに。これで機材は全て揃いました。

さて、機材が揃ったところでお宅にお邪魔してセッティング。あらかじめ決めて頂いていた場所に機材を置いて接続後早速音出し。
今回レコードメインですのでターンテーブルにレコードを置いて針を下ろすと一聴音が小さい.........
明らかに音は小さいし、おかしいので、これはもしやと思いアンプの蓋を開けると、あるはずのフォノイコライザーボードが無い.......

あ〜という感じで取り敢えず車を走らせ近くの大型量販店でオーテクのフォノイコライザーを入手して接続、やっとまともな音になってホッと。
オーナーさんはというと、初めはフォノイコが無くても音は出てるので何でという感じでしたが、フォノイコを入れて聴いて”全然違う”とご納得。
残念ですがアンプの方は買ったお店に連絡して事情を説明し交渉してもらうことに。
後日、お店の方から値引きのオファーがあり、金額も納得いくものだったのでこれにて解決、無事納品完了となりました。その後サードパーティ製のフォノイコボードを海外のサイトで発見、ゆくゆくはこちらをインストールするということで今回のミッションはひとまず完了。

それにしても今回はフォノイコのトラブルにはちょっとビックリ、もし音が出るからと言ってこのままフォノイコ無しで聴いていたらと思うと.....
お手伝いできて良かったと思った案件でした。

 

 

スピーカーケーブルその後。

新しいスピーカーケーブルを試用して数日、違和感というものはそれほど無い事からそれなら見た目をもうちょっと良くしようとしっかり仕様を製作。

見た目も良くなり機嫌良く接続して聴き始めるとなんか違和感が・・・・・
ナロー?ちょっと窮屈な頭抑えられたような感じ、これはいかんとせっかく被せた被覆を剥がし元に戻すことに。

そうするとやはりこちらの方が抜けがいい感じで、このケーブルなんか敏感です。
実はスーパーツイーターのケーブルも併せて作ってやはりメッシュチューブを被せたのですがこちらもなんかおかしい感じで早々に元のリッツ線の方に戻してしまいました。
その後また数日聴き続ける中、これは?と言うぐらい今まで聴いてきた感じと違いがある盤が出だし、やはりこれはちょっと違うかと色々考えて更にケーブルを改良してみることに。

ツイーターやミッドはともかくやはりウーファーにはこの線径では足りないのでは無いかと思いウーファーだけ線材をダブルで使用してみることに。

でこれでどうかと言うとそれが逆にあまり良い感じが・・・・・
気になって前のケーブルと比較試聴したところ何ともかなりの違いが露見。
その際のソフトがこちら。

Ambitious Lovers / Greed
このアルバム、弾むようなベースラインとドラムにキツめのギターが絡む大好きな愛聴盤なのですが、これがどうも上っ面をなぞったような軽い音に聴こえていけません。聴き方によっては繊細とも言えるのですが、自分の中では違和感のある音でした。

そこで念の為奥様にも聴いてもらいましたが彼女の意見も同じで、彼女曰く”上の方で鳴ってる感じ”とのこと。
元のケーブルと比べると面白くない音とダメ出しされてしましました。
という事で、せっかく作ったケーブルですが予備役に仕舞い込む事に。

ただ一点だけ、こちらも並行して実験していたスーパーツイーターケーブルに使ってみて比較の結果、新しいMIL線の方で行く事にしました。

今回ケーブルの変更をおこなったのはまあ偶然見かけたケーブルが発端でしたが、以前から興味があったテフロン皮膜の細めのケーブルはどうかという興味があり、まあ、結果ほぼ元に戻っただけなので、無駄だったと言えば無駄かもしれませんが、そう言ってもたまにはこうやって確認しないといかんなと自分に言い聞かせ一件落着と言っていいのでしょうか、スピーカーケーブルに関してはしばらくこれ以上突っ込まないようにしようかと思います。。。。。


性懲りも無くまたスピーカーケーブルに手を出す。

カセットテープ環境も落ち着いて、やること無いなと思ってしまうとまたぞろ弄りたくなるのはマニアの性。
いつもふらふらみているオークションでふと面白そうなケーブルを発見、つい購入してしまいました。

それがこちら。16AWGの銀メッキ縒り線を7本纏めたケーブル。表皮はテフロンです。

いわゆるMIL線で、元々は飛行機の内部配線用の物のようで細身の割にしっかりとした作り。縒りも固く、テフロンの表皮もあって結構固くてかっちりしています。

今回これを使おうと思ったのは7本あればこれ一本で3way片チャンネル分が一本でできてスッキリするかというのとその線径。

上の表は線径と断面積を一覧にした表ですが、前回テストしたaccuton SP-1 10-OCCや以前使っていたLANケーブル流用ケーブルと比較すると断面積が多くなっていて、一見細身ですが、少し断面積が増えることでどうなっていくか、楽しみです。

とりあえずテスト用にお化粧無しの物を製作。

スピコンプラグは前のaccutonと同じ仕様

バナナプラグはいつものSWISS Multi-Contact こちらも同じ。

見た目はちょっと不安になるぐらい本当に華奢でどんな感じか不安でしたが、音を出してみると意外に普通(笑)パッと聞いた感じ少し低域が薄い?でも制動はしっかりしているので好みの感じ、あととても静かで後ろに隠れていた音がそこいらに広がる感じは悪くありません。ただ、上の帯域でちょっと気になる感じもありますが、そこはしばらく使って様子見かと。とりあえずは違和感なしということで使い始めました。

 

UHER CR240電源最終章。

先日から環境整備中のUHER CR240
12Vの電源はイマイチという事で新たな電源を物色して今回選んだのはこちら。

AliExpressから購入した中華製の18Vリニア電源。電源だけでもあっちには本当に沢山色々な物が売っていて、どれにするか悩ましいですが自分の好みで出来るだけシンプルなデザインな物を選びました。勿論中身も重要ですがw

 

このメーカー?ショップにもいくつも違うタイプの電源が売ってましたがこのRコアというところでこちらに決めました。
届くまで本当にちゃんとしたもの来るのか?と少し不安でしたがご覧の通りちゃんとした物が届いて一安心。コンセントに繋いでDC出力を測るとちゃんと18V出ていて早速繋いでみることに。

右からPL-Pの電源、MITのアイソレーショントランス(PL-P用)、STSTの電源、プレイヤー用のクリーン電源 シナノHSR-510 、そして今回の中華電源とキャビネットの下に電源が並びます。ちなみに一番左はプチアンティークの缶でオーディオとは何の関係もありませんw

個人的にはスッキリとレイアウト出来たと思います。

音は違和感無く、うん、これで良いという感じ。それぐらいが良いと思います、

カセットですから。

これで久しぶりのカセットテープ生活が始まりました。




 

UHER CR240 その2

取り敢えず聴けるようになったUHER CR240ですが、使用する上で最後に気になっているのがこのACアダプターの唸り音。

本体の電源を落としてもこのアダプターまでは通電しているので常時唸り音がしているのは精神衛生上良くありません。そこで本体左側に付いているコネクターの一つから外部電源を接続するべく部品を調達。
純正のアダプターの電圧を測ると18V出ていましたが、もしバッテリー電源ということですと12Vで動くので一度12Vで試すべく市販のACアダプターを入手して使ってみることに。

とスイッチング電源にDCノイズフィルターを噛ませ、本体まで接続するDINコネクターケーブルを作っていざ接続しようとすると・・・・・コネクターが入りません..........
いや、ちゃんとDINだし8Pinで合ってるし、でも入りません、これはもしかしてDINでは無い?といやいやそんなはずはと思っても入らないものは入りません、そこで色々調べてみると・・・・なんとDIN 8pinには2つのタイプがあることが判明。

こちらは共立エレショップさんからの画像ですが、確かに2タイプありUHERの場合この8bの方のようです。ただ、このDIN 8bのコネクター、今はもう一般にはあまり販売されてないようで、国内で探した限りこれだというのが見つからず、あちこち色々探し回ってやっと見つけたのがドイツ製のこちらのコネクター

上が今回見つけたbタイプの物で下が最初に使ったaタイプ。

画像では分かりにくいですがピンの配置が違うことが分かります。それにしてもこのコネクター作りがとても良い。

この手のコネクターって出来るだけ簡素に効率よく作っているのが普通ですが、こちらは反対側になってしまうので見えませんがケーブルクランプもカシメでなくねじ止めになっていたり結構部品点数も多くハウジングの作りも繊細ながらしっかりとしています。

で早速組み替えて完成。で取り付けてみると電源が入りません..........

そんなはずはと点検するもちゃんと12Vはきてるし???と思い試しにハウジングを外した状態で接続すると通電確認できて、これはハウジングのせいでコネクターとジャックの相性が悪く接続が奥まで入らなくて接続不良になってしまうようです。

で、まずはハウジング外側のネジ部を削り落としテスト。だがこれでもまだ接触するところまで行かず・・・・最後は力技でローレット部まで外して

この状態でやっと通電するようになりました。それにしてもこのハウジングの外側の部分どうやって作ったのか絶妙な羽目あいかつ絶対外れないように出来ていていい作りでした。

さて、12V電源で効いた印象はなんかちょっと力無いような.......
試しに18V電源で聴くとやはりこちらの方が良いような......

まだまだ電源問題は続きそうです......

 

 

球転がし2022。

ことの発端は、ある朝いつもの様にレコードを聴こうとPL-Pのスイッチを入れたところいきなりノイズが発生・・・・・そしてアンプに手をかざすと盛大なハム音まで・・・・
オイオイと思いながらフォノからラインにスイッチを切り替えるとノイズは消滅、これはフォノイコの真空管が逝ってしまったかと、取り敢えず真空管を外してスペアに持っていたTESLAのECC803Sと元々付いていたEiのECC81交換してみるとノイズは消えてホッとしてしました。

思えばこの2週間ほど、音の方にほんのちょっとした違和感があってスピーカーやチャンネルデバイダーそしてカートリッジのセッティングなどもちょこちょこ触っていましたがどうにも変わらず悶々としていたところだったのでもしかしたら原因はこれ?とそのあたりもスッキリして気分がリセット。

こちらが今回のノイズの原因?の真空管達。見た目は問題無さそうで念の為Dummy Tube Testerで測ってみるも極端な数値は出ず、もしかしたら接触不良?を疑ってECC803Sの方を元に戻すと特に問題なし。ということはECC81の方か接触不良かと思いますが、取り敢えずで取り付けたEiの方が意外に新鮮な感じがしてこれはこれで行こうと後戻りはしないことにしました。

こちらが今回使ったEiのECC81 ニッケルプレートの物です。
さて、こうなるとスペアも必要だし、もうちょっと別なもの無いのかなと探して今回入手したのがこちら。

同じEiのECC81 こちらはブラックプレートのタイプ。こちらの方が先のニッケルプレートよりより古い時代の物のようです。スペア用として1台分の3個入手。
NOS球ということですが念の為Dummy Tube Testerで測って一番揃っているものをまず手始めにフォノの球だけ交換してみて試聴。
暫く慣らしてから聴いた感じは悪くありません、以前聴こえていた空気感や高域の艶もあり、Tungsramも悪くありませんが気分を変える感じでこちらを使ってみようと思います。

 

UHER CR240

オーディオの機材として自分が以前からずっと欲しかった物、それはカセットデッキ

大人になって、ある程度好きにレコードやCDなどが買えるようになり、学生の頃にしていたレコードからテープへの録音や自分だけのベストを作ったりもしなくなり、更にiPodが普及してカセットテープを使うという機会が全くといっていいほど無くなって、いつの間にか忘れてしまったようになっていたカセットテープデッキという存在。

ですが、自分の中ではどうにもカセットテープに対して忘れられないものがありました。その一つは当時マイナーなバンドのライブテープ。高校生の頃にライブハウスなどで行われたライブに行った際に勝手に録音したり友達が録音した物をダビングして貰ったライブテープ、20代前半に身一つ渡英しロンドンの街外れで働いていた頃、音楽を聴く手段が借りたラジカセしか無い状況で好きなバンドのアルバムが聴きたくて買ったミュージックテープ、そしてその頃友達になった人から貰ったクラブミュージックのミックステープなど決して多い数では無いもののどれも思い出深い物です。

それらはずっと長い間聴く事は出来ないながらさりとて捨てる事は出来ずに保管してありました。そんなテープを思い出したように聴きたくなる事がたまにあって、今まで何度かカセットデッキの購入を考えた事がありましたが、どうしてもスペースや優先順位からカセットデッキを導入する事は出来ずにいました。今回、レコードプレイヤーを出したことでスペースに少し余裕が出て来て、またレコードプレイヤーやCDプレイヤーを新たに入れることはしばらくなさそうなので、長年の懸案であったあれらのテープを聴いてみようとカセットデッキの導入を決意し色々探した挙句に導入したのがこちら。

UHER CR240 AV 
デザインのかっこよさや性能からNakamichiやAKAIのフルサイズのデッキも考えたのですが、どうもこのレイアウトには少し窮屈な感じでどうかと思い今回はコンパクトな機材でいこうと考えた結果がこのチョイスとなりました。ポータブルな機械ということで初めはSONYのデンスケと思ったのですが、一捻り欲しくもう少し範囲を広げて海外製のTanbergやB&oなども考えてみたりした中、ここの所ドイツ系の機材の方向に向いているのを加味して考えていた所UHERのことを思い出しこれだ!と思って探し始めました。

購入はヤフオク!で何度かの競負けの末の結果、通常のCR240より後に作られたと思われるCR240AVをやっと入手。

届いた現物は思ったよりコンパクトでずっしりとして凝縮感があって良い感じ。
オークションの説明では実動品との事でしたが実際テストしたところ再生他問題なく
ホッとしました。

設置には以前PL-P用に作ったWellFloatがピッタリな感じでこれでヨシ。

多分1980年前後に作られたであろう物としては結構綺麗な状態を保っています。

小型のメーターもしっかり動いています。ちょっとびっくりしたのがメーター右側のレベルボリューム、こちらPL-Pと同じように左右独立と連動の切り替え機構が付いていてこれはナグラと共通のギミックでなんか嬉しいです。

レバーを上下左右に動かす独特のスタート・ストップが面白いですがちょっと慣れが必要。メカニカルに回転する動きやテープを押し込んだり、レバーをガチャガチャっと操作する感覚も久しぶりなので妙に緊張してしまいます。
さて、取り敢えずの動きを確認したUHERですが、このままではちょっと気になる点が何点かあります。

 

まず1点目はこのACアダプター。純正品で本体に内蔵出来る仕様ですがちょっと唸り音がありもう古い物なのでちょっと不安。

こちらは出力や入力、ヘッドフォンなどのコネクターが並ぶ左側面。こちらを見ると左端にDC入力用コネクターがあるのでこちらから外部ACアダプター仕様にしようと思います。そして右端のRADIO端子を出入力端子として使います。

こちらは購入時に付いてきたDIN/RCAアダプター。これだと自分にとっては使い勝手が良く無いのでこちらはジャンクションBOXを新たに自作することに。

今回はHAMMOND製のエフェクターBOXを使ってRCAネクターは当初シンプルなSWICH CRAFT製を考えましたが、最終的にプラグとの相性を考えてモガミ製を使用。DINコネクターはREAN製をチョイスしケーブルはいつものCardas 2X24です。

完成品はこんな感じ。赤いマーキング側が録音入力側となっています。

レイアウトはこんな感じ。取りあえず電源はそのままで音出し確認OKで次は電源です。

デジタルのテコ入れ。

やはり聴くとなるとアナログが中心になってしまう拙宅のシステム、せっかくNagra DACを導入したのだからとせっせとCDのリッピングに勤しんで良い所まできたところでPCとDAC間を担っているUSBDDコンバーターFX-AUDIO FX-D03Jが突然故障。

まあ、こちらはDDコンバーターとしてお試し程度に購入した物だったのが意外に良かったものでそのままずるずると使っていた物で、いずれは何かもう少し良いものがあったら交換しないとなと考えていたところでこれを機会に少しこの辺りを見直そうとDDコンバーターを物色。

自分のオーディオレイアウトからするとPC周りにあまり大きく目立つ物を置きたくないということも考慮して選んだのがこちら。

ある種定番的かもしれないオーロラサウンド製 HIFACE-TWO-Pro
小型で目立たない存在の中で十分な仕事をしてくれるかと思いこちらを導入。
さて、FX-D03Jから変わった印象は”まあ少し良くなったかな”ぐらいの印象で特に問題なしな感じです。

さて、このHIFACE-TWO-Pro、ともになる物でBusPower-Proというグレードアップさせる機材もあり、こちらも導入しようかなと思ったのですが、そうなるとまた電源アダプターや外部電源に凝ってしまいゴチャゴチャになりそうで何か他にいいもの無いのかなと物色しているとこんなものを見つけました。

Intona USBアイソレーター。PCとUSB DDの間に入れてノイズを遮断してDDコンバーターへの電源も供給してくれるという物。
元々はオーディオ用の機器でないようですが、そこもまた良さそうで見ためも業務用といった感じでそこも気に入りたまたま中古品が出ていたものを購入。

接続するケーブルの手持ちがなかったのでとりあえずということでAmazonから適当なものをチョイス、試聴した感じは・・・・・なんか良くありません。
そこで考えたはケーブル、今回、ケーブルを統一しようと同一のケーブルを使用しましたが、もしやと思いPCからのケーブルを元使っていた物に戻すとこちらの方がまだ良い感じでアイソレーター有無の感じが分かります。

アイソレーターを入れた方がやはり背景が静かになる様でこれは効果があるように思いました。
そうなるとケーブルがこのままではどうかと思いまずは一本と購入したのがAIM電子のベーシックタイプのUSBケーブルUAC

こちらをIntona----HIFACE間に繋いでみるとやはりさらにS/N感がアップしいい感じです。そうなるともう一本の方も変えたくなるのが人情で、こちらには更に奢って同じAIMのUA3を。

そしてこちらをPC----Intna間に繋いでみると何とこれがギラギラした音でこれは何ともトゥーマッチな感じでいけません、やり過ぎてしまったと思い、元のFXAudioのケーブルに戻してやはりこちらの方がしっくりきます。
ああ、せっかくの高級ケーブルが無駄になってしまったかと後悔しきり・・・・
その後そのセットでしばらく聴いていましたが、もしやと思いケーブルの組み合わせを
USC----Intana----UA3----HIFACEと組み合わせを逆にしたところこちらは違和感なく、何とも不思議ですがこれなら行けそうな感じです。

自分は普段高級なケーブルは敬遠していて、ケーブルに関しては割合安価な素材を使用しほぼ自作で補っていますが、今回は良さそうな素材が見つからず、メーカー製のものを使用しましたが、結果落ち着いた感じでホッとしました。

最後にテーブル下にラックのような物を取り付けその中にHIFACEとIntonaを収納して
PC周りをスッキリさせこれにてセッティング終了。これでデジタル系もしばらくは落ちついてくれると思います。

 

 

さよならTechnics SL-110 / SOUTHR SLA-3

先日ひょんなことから譲って頂き修理やメンテを行い動くようになったTechnics SL-110 / SOUTHR  SLA-3 プレイヤー。

その動きを楽しみながら音を聴き始めSTSTと併用して使っているうちに何というか妙に納得というか満足した感じになってしまいました。

もちろんSTSTとSOUTHRの間にはカートリッジを含めて音の違いがあるので、そこをこうしてああしてとすれば自分好みに仕上げることは大体想像つきます。

また、その手間を楽しむのも趣味というのは全く分かっているのですが、今回はそこが特に見えた感じがあって、また頂いた機材というのもあり、その先に行くより元のオーナーに戻った方が良いのではという思いが湧きました。

早速元オーナーさんにお戻ししたいと連絡を取ると、早々にオーナーさん自らプレイヤーのお迎えに来てくれて無事引き渡しをしてTechnics SL-110 / SOUTHR  SLA-3 は元のオーナーの元に戻って行きました。

引き取りに来て頂いた際に拙宅の音も聴いてもらったりして、とても楽しい時間を持てて何というか縁を感じた良い時間を過ごさせて頂きました。

そしてプレイヤーが去ったキャビネット、スペースに余裕ができたのでプレイヤーとプリアンプ、DACの並びに少し余裕を持ってレイアウトし直すと・・・・・・
あれ、なんか音の出方に違いがあります、思い返すとこれは前のレイアウトでの音の感じ、窮屈な感じのないのびのびした音が戻ってきた感じでこれは改めてこのレイアウトと接続する機器を減らす意味を感じました。

この最小限の接続機器と余裕のあるレイアウトは自分の音の中でも結構重要なとこかもと改めて納得してこれを出来るだけ崩さない様にしないなと思いつつちょっと寂しい気もして(苦笑)いや、少しは落ち着くようにしばらくは自重したいと思います。